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頚部のオススメエクササイズ8選~スタビライゼーション3選、ストレッチング5選~

頚部痛はしばしば遭遇する筋骨格系障害の症状で、疼痛の原因が明確である場合とそうでない場合があり、機械的頚部障害と神経根の機能障害に分類されます。

頚部痛に対する介入では、エクササイズが疼痛軽減や機能障害改善の効果があり、セルフエクササイズで治療効果の持続や疼痛管理のセルフマネージメントも期待できると言われています。

今回は、皆さんが現場で使えるオススメエクササイズをご紹介します。
最後まで見ていただけると幸いです。

エクササイズを指導する際の注意事項

①専門用語は用いず、できるだけ平易な言葉を用いる。

②自宅で正しく行えるように、エクササイズ方法を記したパンフレットを渡すだけでなく、実際に行ってもらい、正確に行えるかを確認する。

③同居家族にも可能であれば確認をしてもらう。同居家族の協力が難しい場合は鏡などを用いてできるだけ視覚的にフィードバックを行いながら実施する。

④座位の場合は、ソファーではなく、肘かけのない椅子に座って行う。
 臥位や四つ這いで行う場合も沈み込んだりしない床面で実施する。

⑤疼痛誘発と軽減のメカニズムを説明し、負荷や回数などが過剰になり疼痛が増悪しないようにセルフコントロールできるように促す。

⑥エクササイズの効果が長く継続することで改善が得られ、維持も可能であることも説明する。

⑦疼痛が強く身体を動かすことが怖い場合は、疼痛を生じさせない範囲で少しずつ行ってもらう。

⑧運動習慣がない、運動が好まない人は、「少ない運動の種類で少ない回数を反復する」

1.スタビライゼーションエクササイズ

1)頚部深部屈筋に対するスタビライゼーションエクササイズ

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