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何度思い出しても泣いちゃう、子どものエピソード

この記事は、2017年にブログに綴ったものです。
いろいろ考えて、今は非公開にしています。

先日、この記事を思い出す出来事があって、久しぶりに自分で記事を読み返してみました。

この記事をアップした当時、多くの“親”という立場の方からコメントをいただきました。

「ボクにも小学生の男の子がいるので、記事を読んでグッときました」と、ブログからお仕事のご依頼もあったんです。

この記事を思い出す出来事。
その子自身や親御さんが、この記事を読むことはないと思います。

ですが、遠くから知らないおばちゃんの、見えないエールが届くことを願って、ここに置いてみます。

「君は大丈夫!大丈夫だよ」

※わたし自身の気が済んだら、非公開にするかもしれないことをご了承ください。


(2017年当時、3年前のことを思い出して書いた記事です)


3年前の出来事なのに


3年前、長男が小学校でみせた行動

担任の先生から聞かされたとき
母であるわたしは、とっても切ない気持ちになりました。

今後も、こんな様子なら切なすぎる……
と、当時長男がお世話になっていた病院の先生に
話しを聞いていただきました。

そこで、もらったコトバに
また涙が……

先日、あるキッカケで
このことを思い出したんです。
3年経っても、グッときちゃうんですよね。

これまでも、ときどき思い出すことがあり
そのたびに、グッときていました。

そうしたら、このタイミングで
あのときの病院の先生から、お電話をいただいたんです!

こころの声、聞こえていました?笑

そんなこんなで、なんとなく
この泣いちゃうエピソードを
吐き出したくなり

文字にしてみることにしました。

ということで、ここから先は
特に誰の徳にもならない、単なる思い出話しです。

長男が小学校でみせた行動


特定のお友達のいない長男。
お友達同士で、自由に行動するような行事は
1人が多いみたいでした。

が、その行事は
4人1組でグループにならなくてはいけなかったそう。

その行動は、このグループを決める時間にみせたそうです。

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kura君は、教室の隅に行って体育座りをし
顔を膝の上に伏せる姿勢でした。

その目の前に、紙切れが置いてありました。
「ぼくをグループに入れてください」

それを見た女の子3人組が
声をかけ、グループに入れてくれました。
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それが良いとか悪いではなく
ただ、こういうことがありました。
という担任の先生からのお話しでした。

わたしが勝手に切なくて

長男本人と、この話題はしませんでした。
というか、できませんでした。
わたしに聞く勇気がなくて。

でも、切なさが止まらなかったわたしは
ちょうど機会があったので、長男が日頃
お世話になっている病院の先生に話してみました。

そうしたら
「お母さん、それは成功体験ですよ」って……
一瞬、耳を疑いました。

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そのとき本人は、とっても不安だったと思います。
不安の表し方は、その子によって、それぞれです。

パニックになって、暴れ出す子
周りのお友達を攻撃してしまう子
泣き出す子

でも、今回のkura君は
誰に迷惑をかけることなく
グループに入れてもらう、という目的を
静かに達成しました。

『こういう方法もある』
という貴重な経験をしたんですよ。
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先生の温かい笑顔が、芯の芯まで沁みました。
わたしが勝手に、切ない体験と捉えて
勝手に切なくなっていたんだなぁ、と気がつきました。

「kura君は大丈夫!大丈夫ですよ。お母さん」

大丈夫!と思えていなかった、母としてのわたし。
それからは、多少のことは『 貴重な経験』

そう思うように努めました。そうしたら
そう思えるようになっていきました。

今は穏やかに


あの頃は、担任の先生から電話がくる度に
一喜一憂していましたが
今は穏やかに過ごしています。

「kura君は大丈夫!大丈夫ですよ。お母さん」

この呪文、効きました。
そして、今も効いています。

「君は大丈夫!大丈夫だよ」
毎日、行ってきます、の背中に向かって呟いています。

特に誰の徳にもならない、単なる思い出話しに
お付き合い、ありがとうございました。kura


2017年1月の非公開ブログより


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