こども嫌いなわたしが、母になって17年
大人になったわたしは、こどもが嫌いでした
極力こどもが少ない場所・時間を選んで外出していました
電車で泣いている、あかちゃん・こどもに、容赦なくイライラしていました「親よ、早く泣き止ませてくれ!」と
そんなわたしが、31歳のとき母になりました
出産から一夜明け、母子の生活が始まったとき
なにをどうしても泣き止まない、あかちゃんを前に
「わたしは大変なことをしてしまった、もう後戻りできない…」と思いました
幸い、あかちゃんの扱いに慣れてくると「わが子は無条件にかわいい」と、純粋に思うことができました
が、正確には
[わが子=こども時代のじぶん(分身)=じぶんがかわいい]
なんだと、あるとき気がつきました
こどもが笑えば、わたしが最高に幸せだし
辛い目にあえば、わたしがめちゃめちゃ痛い
1歳のときからグレーゾーンと言われ、なにかとトラブルが絶えなかったから、辛い目にあったことを聞かされると、呼吸ができなくなるくらい苦しかった
人生経験として、いろんな体験は必要だけど、社会でムダに痛い目に合わないよう、いろんな機関のサポートを受けながら、一緒に笑ったり泣いたりしてきました
出産から一夜明けた、あの日
こども嫌いなわたしが、子育てできるのか不安でしたが
こども同士で一緒に成長していくから、心配無用だったんだなと思います
わたしは「じぶんのことが好きではない」と思っていたけれど
実はちゃんと、じぶんのことが、かわいかったらしい。笑
子育てをとおして、知ることができたし
子育てをのおかげで、人として成長できたじぶんを好きになれたと思います
で、母になって17年。わが子が青年になった今
こども嫌いはどうなったかというと
やはり、好きではないかなぁ。笑
いっとき、好きになったような錯覚はありましたが
好きになった訳ではなく
こどもに寛容になった、こどもの接しかたが分かるようになった
だけなんだろうと思います
その証拠に
極力こどもが少ない場所・時間を選んで外出する生活に戻りました
電車で泣いている、あかちゃん・こどもには
「そうやって、ちゃんとじぶんの要求を訴えられるのはイイことだね~」
と、親御さんにとっての、かわいい分身を見つめています
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