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【天然石】フォスフォフィライト

20201104

ごきげんよう。遊月です。

一番好きな石にフォスフォフィライト(phosphophyllite)があります。今日はその紹介です。

フォスフォフィライトはボリビア、ポトシのセロ・リコ銀山採取される、とても柔らかくてとても繊細な鉱物です。

硬度や靭性が低く劈開性も持っているため大粒の原石はほとんど産出されず、 また世界中でも特定の場所でしか見つかっていない希少性の高い鉱物で 美しく完璧な標本は現在入手がとても困難です。

その脆さからジュエリー等の加工が難しく、 加工した際の成功率はとても低いと言われています。

原石を購入する時に鑑別書をお願いしたら「割れる可能性があるからやりたくない」的なことを言われるくらいです。

そんな繊細でやさしい鉱物も、残念なことに鉱山はすでに閉山してしまいました。採りつくしてしまったようです。

名前の由来ですが、フォスフォフィライトはリン塩酸であることから、英語でリンという意味の「phosphorus」にギリシャ語で葉という意味の「phyllon」を足した言葉を由来とします。

和名では燐葉石(りんようせき)と呼ばれています。

石言葉

困難を克服
心の癒し
闇を明るく照らす
過去を克服
挑戦力を高める

とても前向きになれそうです。勇気を持って今までできなかったことにも挑戦し、失敗しても癒してくれて明るく照らしてくれる。

この子がいれば強い精神が持てそうです。

霊的な効果

どれだけ辛い出来事の渦中でも、フォスフォフィライトを持っているとプラスの力に変えてくれるとされています。困難の中に居ると絶望感が強くなりますので、とても心強い意味のある宝石です。

ヒーリング効果もあり、心身共に疲れ切っていても、フォスフォフィライトを持っていると癒やしてくれるとされています。また、過去の辛い出来事を乗り越えられる力も与えてくれます。フォスフォフィライトの美しい輝きはとても癒やされます。

科学的な効果

ないかも…。柔らかいのでやさしく扱いましょう。

浄化・お手入れ

とても脆いので衝撃のある方法は避けた方が良さそうです。水晶が一番安全かと思いますが、そっとしておくのもいいでしょう。

写真

こちら、フォスフォフィライトの原石です。宝石には劣りますが、弱いなりの力強さがあります。

それなりに透明感もあり美しいです。

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宝石質のものを上から撮影してみました。トリリアンカットがとてもきれいな演出をしてくれています。

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見ていると、柔らかい光の反射と透き通るような緑色が心を癒してくれます。

森の中に流れる小川のような存在です。

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不思議と安心していきます。
こんなに綺麗で輝かしいのに、頑張れば人の爪でも欠けるでしょう。叩きつけようものなら木っ端微塵...は言い過ぎだけど、確実に破損するでしょう。

とても尊い。

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このような天然石があることはしばらく知りませんでした。

天然石を調べようと本には載っていないことが多いのですよね。
ネットが便利になって探しやすくなったのも知ることができた要因だと思います。

本当は持ち歩きたいくらいなのですが、お店の方からも完全な観賞用ですと言われました。どんだけ繊細なんだ💦
とりあえず小さめの原石だけはいつも持ち歩いています。好きな石とはいっしょにいたいですからね〜。


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