見出し画像

【7】ヤクサヒトミチ(人間の考え方)49~56首

ヤクサヒトミチ

目にはみえない直観のコトワリ(物理)であるが。

たてよこに区切りのある形の極みを超越した大きさも形もない存在である、天の始元量がある。これをアマココロという。

四方八方に自由に分裂していく人間の思考は、時々たちどまって天のココロのある無限界(アマココロ)に、帰る道を生きていることを常に考えるべきである。
現象以前の無限界の粒子や無限界の実体の波動が、無限界の境が追いはらわれて、各々が個性の区切りのある物に変換(へんかん)する現象である。
その時は、色々な個々の自由に独立した区切りのある球体となる。従って人のミチも様々に分化変遷するが、有限の人の知識をこえた無限カムの根本に帰る道を失ってはならない。

そうすると、万物は(色々な一つとして同じもののない異なり発生するが)
それがお互いに支え合って、すべての存在は諸々のお陰をうけていることに気づく。そのお陰を崇(あが)めることは大切なことである。

万物を尊重することは、すべてに感謝することに通じる。
天とか我とか無我とよばれるものの本質へとたどる道は、四方八方に自由自在に分裂していく。人間の思考は時々立ちどまって天のココロ(アマココロ)に帰る道をあゆんでいることを常に考えるべきである

人の道の根源的な道を説いた歌であり、万人各々個人であって異なっているが、それがささえあいにつながり万象を存在させているすべては、アマの根のおかげをうけているのだから、そのおかげをアガメルことが大切である。八方に分化しやすい人の道は、カムに帰る道であることを忘れてはならない。

自分に生れた時から与えられている天分や、たくわえた知識など「ミ」に(生命の実体)についた財産は、自制して心を抑えながら、自分1人の能力と思わず他の人やものと交換し合って(カム)潜象の根本に奉仕するこころがまえを常にもつことが大切である。人が何故生きているのかを忘れないために。

生きているかぎり、悲しみ苦しみも、よじりなわのごとく交互にやってくるが、これを人々は全体の悲しみであり苦しみであると感じるが、実際は内と外は通い合っていて、カゴの水のような関係であることを知っている必要がある。
ずっと悲しみばかりではないし苦しみばかりでもない。
生涯悲しみ続けるものでもないし、生涯苦しみ続けるものでもない。
四方八方、自分の考えを分裂させつづけるのではなく、人の道は無限のカムに関する知識が根本であるのだということを思い出さねばならない。

生きているということは無限界に帰る途中の道である。卑しさ(レベルの低さ)貴しさ(レベルの高さ)は各人各様にかくされて含まれている。
また、醜さと美しさも各人各様である。
それぞれが混在して存在している。
卑の中にも貴あり、貴の中にも卑がある。潜象根本に帰って考える事が人の心に真の謙虚さを生む道であり、皆がささえあって幸せにつながる道であることを、常に心に思うべきである。

草も岩も諸々の粒子も生命があっていきている「ミ」(身)である。
それは発生消めつをつづける、尽きないイマイマである。心をちりじりにせず、カムのもとに帰るために生きていることを常に考えるべきである

努力をしても、生きている内にはつねに徒労に終わる報いをうける時がある。それを耐え忍んで、うつろな気になる時でも、我が身で励ましてこそ、安心立命的な生活が得られる。くりかえしいうが八方に分化しやすい人の道はつねにカム(根本)にかへる途中の道である、という考え方が必要である。

第49首

【カムナガラ】       

目には見えない直観の物理であるが
      コトワリ

【アシカビクマリ】     

縦  横   区切りある形
アシ カビ  クマリ

※縦に伸びる葦(あし)と横に広がる黴(かび)

【キワミコエ】       

極みを 超越した
キワミ コエ

【オオサカタミヌ】     

大きさも 形も 無い存在である
オオサ  カタ ミヌ

【アマココロ】       

天の 始元量がある
アマ ココロ

【ヤクサヒトミチ】     

八方に 自由に 分裂していく
ヤ   ク   サ

人の思考は時々立ち止まって
ヒトミチ

【カムカヘル】       

天のココロのある無限界に
        カム

帰る道であることを
カへル
            

常に考えるべきである


第50首

【カムナガラ】       

目には見えない直観の物理であるが
      コトワリ

【ウツヨカムナギ】     

現象以前の 無限界 粒子や
ウツヨ   カム  ナギ

【カムミナミ】       

無限界 実体の 波動が
カム  ミ   ナミ

【ヤラヒモノカヘ】     

無限界の境が追い払われて
 ヤラヒ

ものに 変換する
モノ  カヘ


【クニクマリ】       

いろいろな個々に自由に独立した
   クニ

区切りのある 
ク                                                

球体である 
マリ

【ヤクサヒトミチ】     

八方に 自由に 分裂していく
ヤ   ク   サ

人の思考は時々立ち止まって
ヒトミチ

【カムカヘル】       

天のココロのある無限界に
        カム

帰る道であることを
カへル
            

常に考えるべきである


第51首

【カムナガラ】       

目には見えない直観による物理であるが
       コトワリ

【ヨロツコトナリ】     

万 の 異なりが
ヨロズ コトナリ

【ササヘアヒ】       

お互いに支え合って
    ササヘアヒ

【アマネモロカゲ】     

すべての存在は 諸々の
 アマネ   モロ

お陰を受けている
 カゲ

【アガムモノ】       

そのお陰を 崇める
      アガム

ことが大切である
   モノ

【ヤクサヒトミチ】     

八方に 自由に 分裂していく
ヤ   ク   サ

人の思考は時々立ち止まって
ヒトミチ

【カムカヘル】       

天のココロのある無限界に
        カム

帰る道であることを
カへル
            

常に考えるべきである


第52首

【カムナガラ】       

目には見えない直観による物理であるが
      コトワリ

【ニナヒタクワヒ】    

自分に賦課された天分や
  ニナヒ

蓄えた知識などの
タクワヒ

【ホミタカラ】       

身についた(保身)
      ホミ

財産(宝)は
タカラ

【オサヘマジカエ】     

自制しながら(心を抑え)
        オサヘ

他と交換し合って
マジカエ

【カムツカエ】       

根源に奉仕する(カムの存在を認める)

カム  ツカエ

心構えが大切である

            

【ヤクサヒトミチ】     

八方に 自由に 分裂していく
ヤ   ク   サ 

人の思考は時々立ち止まって
ヒトミチ

【カムカヘル】       

天のココロのある無限界に
         カム

帰る道であることを
カへル

常に考えるべきである    


第53首

【カムナガラ】       

目には見えない直観による物理であるが
      コトワリ

【カナシクルシミ】     

悲しみと 苦しみは
カナシ  クルシミ

【ヨジリナワ】       

よじり 縄のごとくであるが
ヨジリ ナワ

【ウチソトカヨウ】   

内と 外を 通い合っていて
ウチ ソト カヨウ

【コミリミツ】       

籠(こもり)の水のようである
コモリ    ミツ

【ヤクサヒトミチ】     

八方に 自由に 分裂していく
ヤ   ク   サ 

人の思考は時々立ち止まって
ヒトミチ

【カムカヘル】       

天のココロのある無限界に
        カム

帰る道であることを
カへル
            

常に考えるべきである    


第54首

【カムナガラ】      

目には見えない直観による物理であるが
       コトワリ 

【イヤシトウトシ】     

卑しさと 貴しさは
イヤシ  トウトシ

【ヒメフクミ】      

各々に秘め 含まれている
   ヒメ フクミ

【シコミウルワシ】     

また醜悪と 美麗
 シコミ  ウルワシ

【カタシカネ】       

それぞれに混在して片方が
         カタシ

兼ね備えられている
カネ

【ヤクサヒトミチ】     

八方に 自由に 分裂していく
ヤ   ク   サ 

人の思考は時々立ち止まって
ヒトミチ

【カムカヘル】       

天のココロのある無限界に
        カム

帰る道であることを
カへル

 常に考えるべきである 


第55首

【カムナガラ】       

目には見えない直観の物理であるが
      コトワリ 

【カヤイワモロコ】     

草も 岩も 諸々の粒子も
カヤ イワ モロコ

【イキイクミ】       

生命があって
イキ

活きている身である
イク   ミ

【ハエツキヘイヌ】     

発生 消滅(消えていなくなる)を続ける
ハエツ キヘイヌ

【ツキヌイマ】       

尽きぬ 今々 である
ツキヌ イマ

【ヤクサヒトミチ】     

八方に 自由に 分裂していく
ヤ   ク   サ

人の思考は時々立ち止まって
ヒトミチ

【カムカヘル】       

天のココロのある無限界に
        カム

帰る道であることを
カへル
            

常に考えるべきである


第56首

【カムナガラ】       

目には見えない直観の物理であるが
      コトワリ

【ツネアダムクヒ】 
    

常に 徒労に終わる
ツネ アダ

報いを受けるものである
ムクヒ

【タヘシノビ】       

それを耐え 忍んで
   タヘ シノビ

【ウツロハゲマシ】     

虚ろな気を 励ましてこそ
ウツロ   ハゲマシ

【ヤスキウケ】       

安心立命的な 生活が得られる
 ヤスキ     ウケ

【ヤクサヒトミチ】     

八方に 自由に 分裂していく
ヤ   ク   サ 

人の思考は時々立ち止まって
ヒトミチ

【カムカヘル】       

天のココロのある無限界に
        カム

帰る道であることを
カへル
            

常に考えるべきである

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?