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グループワークで人に頼ろう!

留学アドベントカレンダー2022
https://adventar.org/calendars/8057

匿名希望さんの代理で記事投稿します。


皆さん、こんにちは。お元気ですか。今年の秋学期は順調でしたか?私は期末試験や最終課題の 提出を終えて、冬休みに入ったところです。超ハッピー✌✌

最終課題と言えば、今回はペアワークでレポートを作成しました。こういったペアワークやグループ ワークにおいて、自分の身の回りにいる日本人留学生からは「すごく大変。全然作業をしないメン バーに搾取されている。」という愚痴をよく聞きます。このアドベントカレンダーでも、おクソなグループワークの体験談が共有されていましたが、皆さんも同じような経験はありますか?

私は幸いにして、そういった経験は今のところないです。(今後、あるかもですが・・・。)昨年の秋学期 から今までの一年半の学生生活で、グループプロジェクトを通算三回行いましたが、どれも揉めるこ となく、成績もAをもらえました。作業分担についても、自分だけに負荷が掛かることはなく、なんなら 結構人にやってもらっている気すらします。

こんな感じで「のほほん」とグループ課題を終えている人って、きっと私以外にもいるだろうに、そのコ ツの部分に言及したお話については、あまり聞く機会ってないですよね。成功体験のだいたいが「周 りの人が超優秀!留学最高!!」で終わっているような👀

周りの人が大事なのは間違いないですが、それでは他の人が真似できないので、自分の体験の中 から「人に頼りつつ、自分に都合の良いスケジュールで進めるコツ」らしきものを探してみました。

● 締め切りや作業スケジュールは、早めにメンバー内で共有しよう。
  ○ 締め切り直前に始めると、余裕がなくなってギスギスしやすい。
  ○ 作業の段取りと分担を早めに話し合い、各作業の締め切りを細かく決
   めておくと、全体の進捗を調整しやすい。
  ○ 早めに作業が終わったメンバーが、遅れている作業を手伝うこともで
   きる。

● 講義に関係のない個人的な都合でも、作業に差し障ることは伝えておこう。
  ○ 別の講義の課題や研究室・学会絡みの作業で忙しい時期を前もってお
   互いに伝えて おくと、自分一人で忙しいのを抱え込むという状況を避
   けられる。
  ○ また、締め切り直前に「他の課題が・・・。」と、グループワークの
   メンバーが言ってくる 状況も避けられる。
  ○ こちらの状況を先に伝えておくと、「今は〇〇で忙しいんでしょ?あ
   とはやっておくよ 😊」と、向こうから言ってもらえることも。そし
   たら、後はのっかるだけ。

と、ここまでは普通のプロマネ。でも、そんなに話がスムーズに進まないよという時は、以下の強硬手段へ。

● 先に作業を始めてしまう。
  ○ とりあえず先にレポートの書けそうなところを書いてしまったり、話
   し合う必要のない簡単な作業を終わらせてしまったりしちゃう。
  ○ 大事なのは「どうせ誰かがやらないといけない作業」で、かつ「自分
   にとって負担なく できる範囲の内容」であること。ここで「なんで自
   分だけ・・・」とストレスになるほど手を 動かしてしまうと疲れちゃ
   う。

● 進捗や疑問点を共有し、他のメンバーに圧をかける。
  ○ 自分が作業した分は、他のメンバーが明らかに何も作業を始めていな
   いという時点でも、これ見よがしに送りつけましょう。
  ○ たとえ形だけ整えて中身が詰まっていないレポートだとしても、作業
   し始めている様子を見せることで、チームメンバーが焦りだします。
  ○ ここでチームメンバーから「こっちの作業は〇日には終わる見込み」
   と連絡が来たらしめたもの。
  ○ 更に、ここである程度の作業量やページ数を稼げていると、空気の読
   めるチームメンバーは「えっ?!もうこんなにやってくれたの?本当 
   にごめん!あとは自分がやるよ!」まで引き出せる😊
  ○ 全然作業をしないという前評判があるチームメンバーでも、ある程度
   作業のたたき台が出来ている状態なら、意見を出したり、手を動かし
   始めたりします。
   ■ なお、ここでよくある失敗は、完成度高めで他のメンバーに見せる
    こと。
   ■ そこまでの完成度に持っていくこと自体が疲れるし、その状態で外
    野から意見を言われると「何もしていないくせに、口だけ出しやが  
    って!」とイライラの原因になりがち。
   ■ 最終的に提出するものの完成度が100%だとすると、他のメンバー
    に見せるのは本当にたたき台レベル(5~20%)の完成度でOK。大事
    なのは、早めに方針を示して、皆が作業を始める雰囲気を作るこ
    と。

● その後は鷹揚にかまえ、適宜手伝う。
  ○ だいたいこのあたりで、プロジェクトが勝手に流れはじめて、やるこ
   とがなくなります。
  ○ 他のメンバーからヘルプ連絡が来たら対応したり、他のメンバーが担
   当する作業やレポートの進捗を待ってから、追加作業をしたりしま
   す。
  ○ 追加作業があることがあらかじめ分かっている場合は、「この作業が
   終わったら、次に〇〇しないとね。いつぐらいに今の作業終わりそ
   う?」と他のメンバーにリマインド連絡をしつつ、やんわり作業を急
   かします。

私の場合は全三回のグループワークのうち二回は私が作業を先に始めてしまうパターンでしたが、 このように先に作業を始めてしまい、たたき台として見せることで、後は問題なく流れていきました。 スケジュールに余裕をもって作業を始めているので、締め切り直前にイライラMAXということもな かったですん。

グループワークあるあるによく出てくる「手を動かさない」タイプのメンバーも、切羽詰まるとそれなり に動くので、先に作業をして見せるという対処法で対応可能ではないかと。

また別の「仕切りたがり」タイプのお仲間がいる場合も、たたき台に対して出してきた意見を「それい いね!」と褒めつつ内容を整理すれば、お互いに話し合った上で合意に至った感じを出せるので、お互いに不満なく作業を進められます。

なお、「手を動かさない仕切りたがり」の場合は、たたき台に対する意見を受けて「それいいじゃん!じゃあ、私はここまでやったから、その部分は任せていい?何か手伝ってほしいことある?」と、最初から相手に任せる姿勢を見せると、意外と作業をし始めます。直接「できるか?」と聞かれて「出来ない」とは答えにくいですし、「忙しい」という言い訳も、あらかじめスケジュールの共有をすることで封殺出来ます。やってはいけないことは、「空気を読んで」自分で全部作業してしまうことです。にっこり笑って「あとはよろしくね😊」という雰囲気を出しておけば、相当の問題児でも最悪「私以外の誰か」の手を借りて作業をし始めるので、その成果をもとに次の工程にすすみましょう。もし手伝ってくれた「私以外の誰か」さんが誰か分かる場合は、その人にもお礼を言っておくと、また別の場面で協力してもらえるかもしれません。協力者なんて、何人いてもいいですからね。

完璧主義な人ほど、他の人の手を上手にかりることが苦手な場合が多いです。ただでさえストレスを抱えやすい留学生活なので、必要なところでしっかりと頑張れるように、時にはほどほどに手を抜いて、是非人を頼ってください。

それでは、よい冬休みを!

おしまい。

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