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檸檬考察1

2020年3月から、檸檬の木を育てはじめた。

始めてから4ヶ月ほど経つが、
これから時々檸檬のことを綴ろう。

7月のいまは花が終わり、実が膨れはじめる時期。
日ごとに大きくなる、青い檸檬の赤ちゃんが愛らしいこと。
たくさん水を吸って、太陽浴びて、すくすく育ってね。我が子を持った時の気持ちはこんな感じなのかな。

順調に太っていく実の脇で
残念ながら檸檬になりきれない、チーム・チビ檸檬がいる。
今回はそれについて考えたい。

チーム・チビ檸檬は、その時が来ると自然に木からぽろっと落ちる。
色が他のものより薄いのが特徴だ。

すこし脱線するが、

柑橘農家さんは秋の収穫シーズンを前に、摘果という作業を踏む。
青い状態の果実をいくらか間引いて、残った果実に栄養を集中させ、甘さや味を濃くするための作業だ。

また、わたしには、”かんきつ家”という柑橘を愛してやまず仕事にまでする友人がいて、
檸檬はあまり実らせすぎちゃうと来年実らなくなる、と言うようなことも聞いていた。

でも、わたしの方で摘果する必要はなさそうだ。
落ちてしまったチビ檸檬を見て、
木が残す実、残さない実を判断し、枝から切り離してるように感じた。
あるいは、チビ檸檬自ら「もうこれ以上は」と言い落ちていくようにも思える。

いずれにしても、自然の原理というものはすごい。
それぞれが適切なタイミングで起こり、ずっと生き延びるための工夫がある。


ちなみに、落ちた檸檬もしっかり檸檬の香りがする。
この話も自分の中でとても興味深いので、またの機会にお話ししたい。

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