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終わり、始まる。(1)

9月20日を以て、カスタムオーダー時計のベンチャー企業を退職しました。
約3年半、働かせていただきました。

(社員が前に出る社風ではないので名前は伏せ、以降文中では”A社”とする)

一般的な新卒ライフとはかけ離れた、正直大変な日々ではあったけど、
大手企業では出来ない経験を沢山させていただき、とても感謝しています。

記録として、今この瞬間の想いをnoteに綴ります。
※3年半分の考えと行動をまとめたので長いです。

2017年、始まりの始まり

A社と最初に出会ったのは2016年頃。
WEBメディアで「時計とストラップがカスタムでき、リーズナブルで新しい国産時計ブランド」というコンセプトに興味を持ちました。

当時は大学3年生。オリンピックやインバウンド誘致のためにメイドインジャパンに注目が集まり、
観光学科の私もその動きが気になってました。

A社は、日本全国の伝統工芸を時計やストラップに取り入れ、世界に伝えていく。
日本の古くからのクラフトマンシップを再生させ後世に残すことをプロジェクトとして掲げています。

伝統工芸×ベンチャー。

腕時計のことは詳しくないけど、その勢いある構造に惹かれ、
いつか何かの形で携わりたいと頭の片隅に置いていました。

2017年に入り、就職活動がはじまります。

皆同じスーツ姿で、誰が決めたかわからないルール通りに動く。
志望動機も自己PRも定型文があって、それ通りに面接官に伝えれば間違いない。
型にはまった状態で自分を評価されてたまるか、と強く思い、いわゆる普通の就活をしないと決めたのでした。
今もこの就活の制度や慣習には納得がいかない、、。

で、どうしよう。どうやって進路を見つけよう。
考えているうちに思いついたのは、アルバイト(=インターン)をして会社のことを知り、自分のことも知ってもらい、正社員入社する道。
レールはなく、失敗するリスクも高い。
でも、直感でこの方法しかないと思いました。

よし、ビジネスモデルもコンセプトも魅力的なA社を当たってみよう。ここでなら力をつけて、将来のためになる。
ここで、以前から気になっていたA社に問い合わせてみることに。

すぐに熱い想いをメールで送ったけど、1ヶ月ほど待てど返信は来ず。駄目だったかもしれない。そう諦めた頃に社員から連絡がありました。

面接の後、アルバイトとして店頭で働かせてもらえることに。
しかもその年は幸運なことに、新卒採用をする話が出ていたとのこと。大きなチャンスでした。

そうして2017年2月、A社でのキャリアがスタートします。

とは言っても、不安

アルバイト兼インターンという形で入社し、週3日ほどお店に立ちました。
すべて順調!に見えるけど、小さい会社なだけにアルバイトスタッフのことは割と放置。週に3日もバイトしてたら他の会社の説明会や面接もさほど受けられず、A社1本も同然に。

これで良いのか。何度も不安になった覚えがあります。

4月頃、ついにA社の募集もはじまり、もちろん応募。説明会には3〜40名ほどの学生がいて、知名度の高い企業だと痛感しますます不安に。

書類選考、2度の面接を経て、最終社長面接に。

最終面接では、自分が会社でどんな仕事をしたいか、どんな会社にしていきたいか、社長を前に熱く想いを語ることができ見事内定。社長曰く、一次・二次面接の評価はイマイチで最後巻き返すことができたから採用に至ったとのこと。そんなボロボロの面接でよく受かりましたよね(笑)

長くなって来たので、つづきます。

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