悪い出来事の良い面を見る
まあある種の認知療法の簡易版というか、心理学的にも有効とされている手法なのですが。
よくポジティブかネガティブかを判断するのに「コップに水が半分ある。もう半分しか無いと思うのか。まだ半分あると思うのか」で見分けろと言いますよね。
今回言いたいのは、それとも少し違います。コップに水が半分しか無い。その良い面は何かを考えるわけです。
たとえば。
・コップに水が半分しか無いということは、もう半分は、すでに飲めたのだから良かった。
・座ってばかりでは体に悪いから、立ち上がって水を汲みに行くと良い。
・水が入っていない上半分で、コップの模様や形、色がよく見える。
などです。
で、そうして考えついた事は、全て事実なのです。ただ、そこに目を向けるまでは、気が付かなかっただけで、事実自体は、常にそこにあったのですね。
お金がないとか、恋人がいないとかも、全て良い面はあります。
お金がないから、今あるものに感謝できるんだとか。
恋人がいないから、一人の自由を楽しめるんだとか。
もちろん悪い出来事は、あくまでも悪い出来事としても残り続ける。ネガティブな面が消え去るわけではない。
それでも良い一面もまた確かに事実として存在する。
物事の二面性を見ることが、精神の安定をもたらし、幸福度を上げ、そして問題解決への真の道筋を開いてくれるのだ。
ここまで読んでくださってありがとうございました。また次回の記事もよろしくお願いします。
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