踏みつけにして生きろ
これはまた穏やかでないと思われるだろう。しかし今日(こんにち)のSNS時代、不特定多数の多種多様な、そして残念ながらその多くは無責任な意見に振り回されないで生きるには、自分を貫くと共に、結果として誰かの意見を踏みつけにして行かざるを得ない。
紙の本を買ったと言えば、電子書籍派からとやかく言われ、電子書籍を買えば、紙の本を愛好する者たちからとやかく言われる。
漫画の話をすれば、小説こそが至高と思う人からは、何かと意見される。
少年漫画や青年漫画の話をすると、少女漫画の支持者からは──そんな感じできりがない。
他にもある。まあとにかく他の人が自分とは違う事をするのが気になるらしい。
配慮などは無用である。気にしたいだけ気にさせればいい。そして、自分がやりたい事、本当にやるべき事を続けるのだ。
何かを言わずにいられない人々は、自分に共感や同意をしてほしいのかも知れないが、それでも無視して前に進むのである。
まあ無視しないで、こちらの考えを言う時もある。向こうだけでなく、こちらにも意見を言う権利はあるからだ。
そんなわけで、これまでも、そしてこれからも、多種多様な考え方の存在する中で、誰かや何かの意見を踏みつけにして前に進むのである。
そして、何かと物を言わずにいられないあなたもまた、きっとどこかで、誰かや何かを、多かれ少なかれ踏みつけにしているはずである。
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