見出し画像

#11 「綺麗好きは、呪術廻戦。汚部屋タイプは、鬼滅の刃。」片付けあるある心理学

【解説】

呪術廻戦を初めて読んだとき、その内容に感動を覚えました。これはまさに、空間心理を物語る漫画であるなと。

綺麗好きタイプは自分の領域を展開します。部屋を片付けるという意識ではなく「自分好みの空間を作る」という発想で部屋をデザインするプロセスに片付けという行動があるだけ。

そういった意味も含めて呪術廻戦で登場する必勝技「領域展開は」ある意味で、片付けに通じるものでもあるのです。

そしてこの呪術廻戦は、男性的な発想で論理性が優位な理系物語。

一方で、鬼滅の刃は女性的な発想で感受性が優位な文系物語。人間としての心や心理描写が繊細に描かれる鬼滅の刃の物語は、汚部屋タイプの方々の心を掴んで離さない奥深い要素があります。

敵キャラの鬼も、元々は普通の人間だった過去がある者たち。

鬼になった経緯にもそれぞれの事情があり、その過去を垣間見ると単純には憎めない鬼たちもいます。

それと同じように、汚部屋になった経緯にもそれぞれの事情があるもの。だからこそ、そうなった過去のプロセスと人間模様を垣間見てみることで。

単純に汚部屋はダメだと一言で、その人をジャッジすることは浅はかであることにも気づきます。

部屋の汚さの奥には、人としての美しさが隠れていることもある事実を忘れてはならないこと。

綺麗好きタイプには、呪術廻戦の考察がオススメ。

汚部屋タイプには、鬼滅の刃の考察がオススメ。

とにもかくにも、日本の漫画は素晴らしい。


【補足】

以前、子供が片付けを全然やらなくて困っている親御さんがいました。

私はそのお子様と雑談している中で、ふと好きな漫画を聞いてみると「呪術廻戦が好き」とのこと。

それを聞いて、私はこんなことを伝えます。「呪術廻戦、めっちゃ面白いよね。領域展開とか使えたら嬉しくない?」

そう問いかけると彼は・・・

「マジで領域展開、使いたい!」

と、話に乗ってきました。

「実は、呪術廻戦まではいかないけど、領域展開ってリアルで使えるようになるよ。そのやり方に興味はある?」

そう問いかけると・・・

「えっ!何それ!すごく興味ある!!」

と、かなり食いついてきました。

「ちなみに神社には、1度は行ったことあるよね。その神社に足を踏み入れると、自分に霊能力がなくても何か神聖な雰囲気とか感じたことない?」

そう聞いてみると・・・

「確かに!神社の空気感は違う!なんとも言えない神聖な空気感じるね!」

そう答えてくれました。

「そうだよね。神社は神様が作った空間じゃなくて、人間が整えた空間だけど神様がいるかのような空気を感じるよね。あれが実は、領域展開なんだよ。そう捉えてみたら自分も領域展開が出来る気がしない?」

と、伝えていくと・・・

「確かに、そう考えたら出来るかも!」

「そうだよね。じゃあ、たとえば君の部屋は、どんな風に領域展開したいかな?」

と、聞いてみると。

「うーん、なんかパッと思いつかないけど、なんかやってみたい気はする!」

と、返答がきます。

「じゃあ、まずは自分で思うように、自分の部屋を領域展開してみたらいいね。」

と、会話をしていくと・・・

彼はその後に、自然に部屋を片付けたようです。

片付けをしなさいと、親から言われ続けても一向にやる気が出なかった彼。

でも、片付けという言葉を一切使わずに「領域展開しよう」と、話をしていくと、結果的にまったくやる気が起きなかった片付けをすることになる。

相手のやる気を引き出すコミュニケーションのコツは、自分の言いたいことを伝えるのではなくて。

「相手の世界観に響く言葉で伝える」

ことが大切です。

次回も、お楽しみ。
●空間心理カウンセラー伊藤勇司のプロフィールと登場キャラについて

●空間心理カウンセラー伊藤勇司
公式Youtubeチャンネルで紹介しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?