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悪口を言ってはいけない理由

誰しもが一度は聞いたことのあるであろう「人の悪口は言ってはいけません」

あなたは悪口を言ってはいけない理由を答えられますでしょうか?

答えは
「世界ランクが下がるから」

なぜ、悪口を言いたくなるのか?
それは相手を蹴落とすための戦略だからです

相手の悪いところに目を向けさせることで、相対的に自分は有能ですよとアピールすることが目的です

悪口は小さな集団であればあるほど有効な戦略なのです

〈人間は何人までが友達と認識できるか?〉
100~150人と言われています
太古の昔、人間の集団は多くて100人だったからです
それ以上の人数を把握する必要がないから、それを超える人を友達と認識すること必要がなかったのです
「1年生になったら友達100人できるかな?」は脳の作りに基づくものだったのです

その100人の集団の中で生活でも競争がありました
人間は食料事情が悪かった時代では食べ物が手に入らない飢饉を何度も経験しています
無能な人間を排除しないと集団自体の存続が危うかったのです
余談ですが、これの名残がイジメとなります

集団からの排除を逃れる戦略は2つ
・優秀なことを示す
・周りを蹴落とす

悪口は周りを蹴落とすことで集団からの排除の対象から逃れようとする戦略だったのです

優秀さを示すことには労力が必要です
周りを蹴落とすことは、優秀さを示すよりも労力が少なくて済みます
自分が成長して優秀になるのと相手の悪いところを見つけることのどちらが楽か?と考えれば、おそらく後者の方となります
動物は変化嫌います
変化はリスクですので、なるべく安定を求めようとします

悪口戦略は割に合う有効な戦略だったのです

では、現代社会でもその悪口戦略は有効なのか?
答えは部分的には有効だが、基本的には有効ではない
悪口戦略は人数が小ない集団であればあるほど有効となります
100人程度であれば、そこそこ優秀です
現代では大企業であれば、1000人を超えることもあり集団が大きくなっています
SNSもあり、その数は何万人よりも大きくなります

蹴落としの効果
100人の集団ならば、一人蹴落しが成功すれば、あなたのランクは一つ上がり、効果1/100となります
ですが1000人ならば、一人蹴落としても1/1000の効果しか得られないです
100人の集団と比較すれば、1000人の集団に属する場合では、10人を蹴落として100人の集団と同じ効果となります
(10/1000=1/100)

集団が大きくなればなるほど、悪口戦略は割に合わなくなるのです

SNSでの悪口は労力の割にあなたの評価は上がりにくいのです
悪口で一部の人の共感を得られるかもしれないが、まともではないと見抜かれて全体としては評価が下がっているかもしれません

今の時代では世界の裏側ともインターネットを介して連絡できます
あなたは世界と繋がることができることは、世界の中で評価されるということです
もし、仮にあなたがインターネットを使わなかったとしても、周りが使っていれば、周りの人はインターネットであなたと比較してしまうのです

悪口で一人の評価を下げただけでは、あなたの評価は上がらない
逆に自分が努力すれば、あなたと評価はうなぎのぼりとなるのです
だって、何億万人の中で、あなたと横並びに同着ランクの人が何万人といるから

だからこそ、悪口は言っていけないのです
自分自身のために悪口は控えた方が懸命なのです

ですが、私も含めて、悪口を言いたくなってしまうのが人間の性(さが)
100人程度の小さな集団で有効な戦略を手放せないのです
人間はまだまだ何万人もの集団であるSNSに有効な戦略に脳の進化が追いついてないのかもしれません

結局、コツコツと良いことをするのが一番楽で近道なのでしょう

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