Bubble の開発でプラグインがある=すぐに作れるということではない

Bubble のデフォルトの機能でできない場合、プラグインを導入して開発を行います。例えばチャートを表示させたい、カレンダーを表示させたいといったケースです。

特定の処理を行いたいときにプラグインを検索するのですが、プラグイン自体の質はバラバラで、良いものもあれば悪いものもあるという状況です。

プラグインがある = 要件を満たせるということではない

いくつもプラグインがあるので、要件を満たせそうなものを探して検証していくことになります。

シンプルな要件であれば良いのですが、そうでない場合には既存のプラグインでは対応できないことも発生します。そのため、プラグインが存在しているからといって、すぐに開発ができそうと見積もってしまうことは危険です。
(最初の方はプラグインがあるからすぐできそうだと思ってしまい、見積もりがずれることが何度かありました…)

実際のケース

Full calendar

JS 用の Full calendar のライブラリを使って開発をしたことがあるのですが、同じく Bubble でもプラグインがあったためすぐに同じような実装ができそうだと考えていました。

実際には、JS 用のライブラリに比べると使える機能がかなり少なく、全く要件を満たせなかったです。(Bubble が出しているプラグインということである程度まともなはずなんですが)
また、Bubble 内に実装ができる JS との相性も悪く、カレンダーの予定をクリックした際に発火させるイベントの処理にも苦戦しました。

この開発に関してはプラグインを使ってプログラムを書いて実装した方が早く、かつ自由度も高かったです。
Bubble が出しているちゃんとしてそうなプラグインでもこのようなケースがあったので、要件を満たせそうかちゃんと検証することをおすすめします。

要件を満たせない場合には要件の方を変えることも検討

既存のプラグインで実装ができない場合考えられる方法としては下記のようなものがあります。

  1. プラグインを使わずに実装する

  2. プラグイン + JS とかで頑張る

  3. プラグインを作る (誰かに作ってもらう)

  4. 要件を変える

  5. Bubble 側のバージョンアップやプラグインが出るまで作らない

基本的には 4 の要件を変えるをおすすめします。既存のプラグインで実装ができる状態の中で、一番良い状態が受け入れられるものならそれにする。それが受け入れられないのであれば、JS でめっちゃ頑張るなりプラグインを作る。
そもそも1から JS を書くのも、普通にプログラミングをするよりも Bubble は作りにくい状態ですし、管理もしにくい状態になっています。(ちょっと JS 書くくらいであれば問題ないです)
そのため、要件を変える方が一番スピードを落とさずに管理もしやすい状態にできます。

まとめ

  • Bubble はプラグインが豊富だけど、要件を必ずしも満たせるとは限らなない

  • プラグインの機能をしっかり検証し、要件を満たしていなければ要件変更を優先的に検討できると良い

  • プラグインで要件を満たせない場合で、どうしてもその要件にしたい場合にはプラグインを自作したり JS でめっちゃ頑張る

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