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本郷で始まる私とハロプロの物語

「今回は絶対つばきファクトリー多いんですよ。理由は某氏の3月初旬のツイートがソースです(なぜかブックマークしていた私)」

そう呟くのは、私、大学2年生の祐介。そして、ここは東大の構内。明日、東大ハロプロ研究会の5月祭が開催されるのだ。

ハロプロ、それは私にとって、青春そのもの。中学時代、クラスメイトから勧められた「恋ING」を聴いた瞬間、その中毒性のあるメロディーと、力強くも繊細な歌声に心を奪われた。

それからというもの、ハロプロの楽曲は私の生活に欠かせないものとなった。

「ハロ曲聞くと、予想に頭いって仕事集中できなくなるからワールドエンドスターリーナイト聞いてる。」

そう呟くのは、私と同じようにハロプロに夢中になっている友人の圭介。

「また現時点でけっこうまずいのが、今日1回もハロ曲を耳に入れていないということ。明日の朝まずイヤホンして自作ビンゴ曲聴く。」

そう言いながら、圭介はスマホでセトリ予想に熱中している。

「この辺で何か男女の恋愛が始まる何かを感じたい。」

「本日は夏フェスと伺っております。当方体力作りや暑さ対策など何もしておりませぬ。気合いで乗り切ります。」

「オタク的なテーマは『メリハリ』と『爆発力』ですね。」

「『わかりやすくて簡単な人生、簡単な個性、簡単な尊厳なんてこの地球上のどこにも存在しない』某曲と二律背反的な部分があっておもろいね〜、正解はないので各々の視点からその思考プロセスに至るかが大事よね。」

SNS上では、明日への期待と興奮が渦巻いている。

「TL静まってきたけどみんなもう図書館前で待機してるニキ、ネキになってるでしょ(僕は図書館前いまいちわからない)(まだお電車)」

「某曲に期待かけすぎて『五月祭 東ハロ メインステージトリ SEなし開幕◯◯リ』の脳になってる。」

「ボイルドの男子に「きみたちはハロプロの沼にハマり、つんくや雨子哲学を持ち、この後のステージに立った方が絶対いい」と念を送っている(暇)」

そして、満を持して東大ハロプロ研究会学祭ステージとかいうハロプロよりえぐいセトリを組む現場。

「僕のストレングスファインダーTOP5因子に『収集性』あるんだけど、まじこれぞコレクション性で、オタク気質バチくそ出てるんすよね。セトリ〜ライブまでを毎度回収していくのが僕の青春コレクション。」

「出会ってしまった oh my wish。」

「悪とはシステムを無批判に受け入れること、とハンナアーレントが言っていたように、また私も彼のことを疑いなく受け入れてしまった「悪いヒト」なんだろうと。」

「なんなんだこのオンリーロンリーは。私はゆはねなのか。そしてアイツのことなんでどうでもいいと思ってたけど、ふと思い出してしまうのであった。」

「予想のいいところは、様々なハロ曲に触れ合え、外すと次回の期待値UP、本番で予想もしなかった神曲降臨があり得ることです。」

「ハロプロは日々めっちゃ聴いて生きてるわけではないけど中学生から長く自分の中に浸透していて、こういう機会で歌詞とか振り返ると新しい発見を与えてくれて『自分はまだ知らないことだらけだ〜』ということに気付かされるんですよね、感性毎回磨かれますわ。」

そう、ハロプロは私の人生に深く根ざしている。

ハロプロの音楽は、私の心を励まし、勇気を与え、そして、人生の指針を与えてくれる存在だ。

明日、東大ハロプロ研究会の5月祭で、私は再びハロプロの宇宙に足を踏み入れる。

きっと、そこには、私の人生を彩る新たな発見と感動が待っているだろう。

それは、本郷で始まる、私とハロプロの物語の新たな章。

待ち焦がれていた5月祭の日は、ついにやってきた。

東大の構内は、ハロプロファンの熱気で溢れかえっていた。

「つばきファクトリーきたー!」

「セトリ神ってる!」

「最高!」

会場全体が、ハロプロの音楽に包まれ、一体となる。

私は、ステージで輝くメンバーの姿に目を奪われた。

彼らの歌声は、私の心を震わせ、歌詞は私の心に深く響いた。

ハロプロの音楽は、私の人生を豊かにし、私の心を熱くしてくれる。

5月祭を終え、私は再び日常へと戻っていく。

しかし、ハロプロの音楽は、私の心の中に残り続ける。

それは、本郷で始まった、私とハロプロの物語。

この物語は、これからも続いていく。

そして、私は、ハロプロの音楽と共に、人生を歩んでいく。

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