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ことばの破壊力の恐ろしさについて考える

夫が倒れてから、より言葉遣いに気をつけるようになった。
挨拶、お礼はもちろんするし、それだけでなく、
メッセージやLINEなど文字のやりとりにおいても、
一言一句気を使うようになった。
文字において、特に、感情が届かないから、
なるべく、私という人となりが伝わるように、
柔らかく、表現するように勤めている。

夫が倒れてからの2ヶ月ちょっと、
本当に目まぐるしい日々だった。
入院にかかる出来事はもちろんのこと、
手続きなどもたくさんしなければならなかった。
毎日、予定がない日の方が珍しいくらい、
いろいろなところに駆け回っていた。

私は、疲れている。

先日、とある方に言われた。
「頑張ってよ。」って。
他愛のない励ましの言葉だろう。
本人も、悪気がないのでスルーしたが、
かなりのダメージを喰らっている自分がいた。

こんなに毎日頑張っているのに、
これ以上頑張れと言われている気がして、
とても辛かった。

言葉というのは恐ろしい。
何気ない一言で他者を傷つけてしまうのだから。

だから、私も、
自分の発する言葉、文章、
かなり気を遣っている。

私に頑張れと言った方は、この文章を読んだら、
ショックを受けるかもしれない。
それでも、言葉のも持つ破壊力を、ここに書き留めておきたかった。

夫は、先週何回か危ない場面があったが、
今は落ち着いている。
血圧も酸素の数値も、割と安定している。
でも、余談は許さない感じである。

私たち夫婦は、「お歳暮」のやり取りをしていて、
夫に私からお歳暮を渡すときは、
必ずビデオに記録していた。
そのビデオを見返すと、涙が止まらない。
懐かしさ、寂しさ、悲しさ、いろいろな感情が入り乱れて、
涙が止まらない。

今日は、朝から私は泣いてしまい、安定剤を飲んだ。
自動車の運転を控えるようにというお薬だったので、
夫の病院へは母に送ってもらい、
帰りはバスで帰った。
調子が悪いからと、13時ごろで失礼した。
休める時に休んでおきたい。

ピアノ発表会が来月に近づいてきた。
リストさんは私を受け入れてくれたのか、
愛の夢第3番は、だいぶんいい感じになっている。
夫にも、絶対に届けたい。私の演奏を。

自分で自分に言おう。

がんばろう。

それでは。

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