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地域のイベントから取り残された、観光名所地の図書館

これは図書館の仕事を離れた、「私人」という立場での私の個人の考え方です。非正規公務員で、地元の学校で業務支援員をしていた時、個人の発言や行動は制限されていました。
「所属組織」イコール「私の考えだから」と、公務員の正職員さんに言われました。
だから、いろいろな意見を発信することは許されませんでした。私は、個人として、働く地元にメッセージをしました。その時に上司に直接名指しで叱られました。上司からは「個人でなく、君は組織人だから、言うことを聞け」と言われました。わたしが送ったメッセージは、市内の学校図書館についての話で、直接の所属先とは関係がありません。
そういう事実があり、私はそれより、過去の話も誰にも言いませんでした。
組織人である場合、非正規でも公務員は私的な発言は許されないみたいです。

2016年くらいに、私は奈良県内の図書館で働いていた。今は別の仕事をしている。 

2017年に私がひとりで、考えていたことが出てきた。

2017年、私は図書館に勤めながら、奈良・町家の芸術祭「はならぁと」や、「奈良県障がい者芸術祭」に、ボランティアとして参加していた。その中で、図書館も「アート展示の場所になれば良いな。様々な地域の活動から図書館が離れていて、残念だ」と考えた。
図書館の上司には、それについて伝えたが、私自身が感覚的にフワッと考えていただけで、当時の上司をうまく説得できなかった。

しかし、2017年当時は、奈良県立図書情報館で、「奈良県障がい者芸術祭」の展示が実現していた。それが市町村レベルの図書館ではできていず、すごく「はがゆい気持ち」があった。

2017年の文章はつたなくて、こんなにきちんとはしていない。

図書館で美術の展示を行うことは、図書館の役割や魅力を高めることにつながると私は考えていた。この文章は、その意義や目的について、具体的な事例を紹介しながら書きたいと思う。

まず、図書館で美術の展示を行うことの意味について考えた。図書館は、本や情報を提供するだけでなく、人々が学びや交流を深めることができる場所だ。美術作品は、感性や想像力を刺激し、多様な価値観や文化に触れることができる。図書館は、美術作品と関連する本や資料を紹介したり、展示に関するイベントやワークショップを開催したりすることで、美術の鑑賞や理解を促進することができる。また、図書館は、地域の文化や活動に参加することで、地域住民とのコミュニケーションや絆づくりにも寄与することができる。
さらに、図書館は、多様な利用者を呼び込むことで、図書館が開かれた場所であることを示すことができる。そして、図書館が多様な価値観に触れることで、図書館自身も成長することができる。

次に、太田市美術館・図書館の事例を紹介したい。太田市美術館図書館は、2017年に群馬県太田市に開館した文化複合施設だ。建築家の平田晃久氏が市民と共に設計した白い丘のような建物は、現代美術と世界の多様性に触れることができる空間として注目されている。美術館と図書館のほかに、カフェやスーベニアショップもあり、本やアートを楽しむことができる。太田市美術館図書館は、知と感性のプラットフォームとして、太田市のものづくりの伝統や創造力を生かしたまちづくりの拠点となっている。この事例は、図書館が美術館と連携して、地域の文化や創造性を発信することができることを示している。

最後に、町家の芸術祭「はならぁと」と、「ハッピースポット奈良、奈良県障がい者芸術祭」の事例について紹介したい。

これらは、奈良県で開催される地域型のアートプロジェクトだ。

町家の芸術祭「はならぁと」は、県内の歴史的な町並みや町家で現代芸術の展覧会を開催するイベントだ。2011年からスタートし、今年で13年目を迎える。町並みの保存や町家の利活用促進、現代芸術を通じた新たな地域の価値の創出、地元まちづくり団体主体の運営による地域力の向上、住民の町に対する誇りや愛着の醸成などを目標としている。

「ハッピースポット奈良、奈良県障がい者芸術祭」は、障がいのある人に対する理解の促進と社会参加の促進を目的として、障がいのある人の作品展やパフォーマンスを開催するイベントだ。2011年からスタートし、今年で13年目を迎える。絵画、写真、書道、工芸、手芸、文芸、コンピュータ・タイプアートの7部門の作品が展示される。

もし、県内のイベントに図書館が積極的に関わるならば、地域住民とのコミュニケーションや絆づくりにも寄与することができると思また、館内で美術の展示を行うことは、図書館の役割や魅力を高めることにつながると考えられる。

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