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水面のきらめき
『走る詩人』加澄ひろしです。
春を待つ日の午後、公園の池に光の輝きを見ました。目をくらませるように強く輝いたかと思うと、気がつくと、輝きは消えていきます。風が水面を吹き抜けて、高い波紋が立つ間だだけ、無数の光の連なりがきれいな光を放ちます。風がおさまると、水面の波は高さを失い、光の群れは嘘のように消えてしまうのです。光り輝く水面は黒く、光のない水面はきれいに透き通ります。一瞬一瞬の光と影の風景が、渦のように心の鏡に反射して、時の流れを演出します。
筆者へのメール: kasumi@tokyo.ffn.ne.jp
お読みいただき有難うございます。 よい詩が書けるよう、日々精進してまいります。