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子どもと英語 3

前回の記事からだいぶ時間が経ちましたので、2から読んでいただけると嬉しいです。

2つ目の理由として、英会話を「英語」で学習しないと成り立たないとお話しました。日本語に変換する必要はなく、英語で考える力を伸ばしていくことが大事だとお伝えしました。


中には「それだと理解度が曖昧になってしまう子もいるのではないか?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかと思います。しかし、「haveっていうのは”持つ”っていう意味だから、”I have a book.”は”私は一冊の本を持っている。”になります。」と指導すると英会話の度に日本語訳がないと話せない体質になってしまいます。会話したり、聞いたりしている中で完全に英語を理解することが難しくても、「haveは持つで、bookは本だから、本を持ってるってことかな?」と連想ゲームのように繋がれば上出来です。そして繰り返していけば早く理解できるようになり、会話が成り立つようになります。


理解度の曖昧は繰り返し学習することで軽減されますが、私の経験では小学校高学年頃から日本語でも意味が言えるようになります。もちろん学習歴などによる個人差は生じますが、曖昧だった意味が正確に理解していくのは語彙力も安定してくるこの年齢辺りです。今まで中学校では文法を中心とした英語学習が始まり、英語を日本語で学習するスタイルがメインとなっていましたが、小学校高学年から be動詞を学習していくようになります。私は早期英語教育には賛成ですが、「日本語で英語を教える」というアプローチを変えるべきなのではないかと考えています。


賛否両論があり、全員がこのスタイルに合うとは限りませんが私は英会話の在り方としては相応しいと思っています。私は中学校から英語学習を始めたので当事者ではありませんが、今までこのスタイルで学習してきた生徒を何十人も見てきたので、堂々と言えます。英語ではありませんが、フランス語は英語で学習していました。しかし先生はフランス語でしか説明をしなかったので、「〇〇ってどういう意味ですか?」をフランス語で真っ先に覚えました。これが日本語でのレッスンであれば後から覚えていたかと思います。


私は日本人教師ですが、※英語を英語で教えています。次回は「英会話教室の日本人教師」と早期英語教育の在り方や影響についてお話していきます。※英会話レッスン限定です。


Life is a never ending journey,

KSM

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