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ピアノを弾きはじめて25年。スランプを毎回切り抜ける方法。

私がピアノを弾きはじめたのは4歳のとき。

母はピアノの先生で、「近所にあるバレエ教室に通うか、ピアノ弾くか、どっちがいい?」と聞かれた私は(ただバレエをやるなら、ご飯はあまり食べられなくなるよ。というご丁寧な注意事項付き)
「ご飯は好きなだけ食べたい」という食い意地のはった消去法で、ピアノを弾くことを選んだ。(以上、母情報。自分ではまったく覚えていない。)


それ以来、ピアノを弾き続けて25年になる。


大きな挫折はもちろんあるけど、家や練習室の中でも全くうまくいかない、小さな挫折は数えきれない。

一番最近では、先週。何を練習しても納得がいかず、上達もせず、仕事でも大ポカをやらかしてしまい、しまいには不注意で指まで切ってしまった。ツイていないときは、とことんツイていない。自己嫌悪に陥り、本格的にドクタースランプ氏が訪れた。

引き続き数日間試行錯誤して練習したりもしてみたが、まったく効果がないどころか逆効果。

いったん冷静になって「今まではどうしてたっけ」ということを振り返ってみたところ、晴れて本日あっさりと切り抜けられたことを機に、私なりの『スランプの乗り越え方』を文章にしようと思う。

この記事は、
・語学などの新しいスキルを学んでいる人
・音楽やスポーツなど、日々練習をかさねる人
・絵描きや物書きなど、創作活動をしている人
にオススメです。


1.スランプとは

まず、スランプにおちいるという現象そのものが、成長している証なのだということを完全に理解するまでに、20年ほど時間がかかった。

スランプにおちいる時は、自分はもっとできるはずなのに、想像よりダメダメだからという理想と現実のギャップからおこる。そもそも自分を客観的にみられていない場合はこのギャップが存在しないので、スランプにもならない。ということは、スランプになるということはいいサインなのだ、ということを理解しよう。しかも、自分の理想は常にアップデートされているので、同じところを堂々巡りしているように見えて(感じて)も、自分のペースで、常に上に登っているものだ。

そう考えるだけでも、こうやって悩むことは悪い事ではないことに気がつける。

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