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相続登記申請義務化に向けて

東武友の会様主催のセミナーにて、相続登記申請義務化についてお話させていただきました。

皆様義務化に関して関心が高く、半数以上の方が、これまでに法改正について聞いたことがあり、情報収集のためお越しくださったそうです。

登記していないのには理由があります。
①費用をかけたくない。
②不動産が負動産でしかないのでメリットがない。
③相続人間が話し合える関係性ではない。

大きくはこんな感じです。

どの理由も、そうですよね~とため息をつきたくなるものばかりですが、放置しても良いことはありません。

今日も司法書士の先輩と、「登記できるのは二代前までだよね」というお話になりました。

二代前でも、相続人として権利を承継する人が10人くらいになっちゃう案件が現在進行中ですが、これが三代前とかになると戸籍が廃棄されていてどうしたら良いのというお話もこの間耳にしました。

似たようなケースを担当した時には、法務局に事前に照会書を送らせていただいて、登記官と調整しながら書類を準備しました。えいや!で申請して後から書類を追完しなければならなくなると大変ですから、事前準備が命です。特に印鑑を押す人が多いケースでは押印の貰い直しに心が擦り切れてしまうことでしょう。

「空き家問題」とか「相続登記申請義務化」とかのキーワードのお陰で、日本でこんなにたくさんの相続登記未了不動産があるんだということを実感する毎日です。

どうしようもないと思っている不動産でも、専門家が集まると何かしら出口を見出すことができるという心強さも感じています。私では専門外でも、繋がる専門家が増えたことでお客様により良いサービスをご提供できるようになってきたのではないかなと思っている次第ですので、ご相談いただけますと幸いです。




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