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小さなことから情報格差-iOSの触覚タッチが羨ましい

 私はAndroidのスマートフォンを利用している。流行りのSIMフリー、売りは安いことと安いことと安いことである。

 Androidで不便に思ったことはない。一点を除いて。

 そう、触覚タッチで既読をつけずに読む機能がないのだ。画面を長めに押すことで小さめの画面がパッと出てくるアレである。おそらく購読者の多くは天下のiOSユーザーだと思われるが、これは本当に本当にiOSを羨ましく感じる重要なポイントなのである。(触覚タッチがどんなものかわからないAndroid勢の方は是非検索してみてほしい。)

 もちろん私も努力をしたわけだ。なにも努力せず文句だけを言う輩ではない。疑似的に「のぞきみ」ができるようになるアプリを入れたのだ。これは通知欄に表示される内容を逐一アプリで記録し、既読をつけずに内容だけ見ることができる、というものである。しかしAndroid勢ならわかる(iOS勢もかもしれない)ことであろうが、たまにポップアップなしでメッセージが届いたり「新着メッセージが届きました」と表示されることがある。それもそのまま表示されてしまうのだ。結局、2種類のアプリを入れて2つともアンインストールした。

 私はiOS勢に言いたい。あなた方は恵まれている。あなた方が相手のLINE内容をそっと見て返信を考えたり、ちょっと時間を置いたりしている間に我々はメッセージをすぐに開いていいものかどうかという賭けに出たり、見たいけど見たいけど我慢するといったことをやっているのである。ぜひ自分の置かれた環境に誇りと感謝の気持ちを持っていただければ幸いである。

 

 ...余談にはなるが、iOS勢の方の中には「画面長押しじゃなくて画面をグッと押したら出てくるやつではないのか」と思った人がいるかもしれない。実はその機能(3Dタッチ機能という)、iPhone11以降で廃止されたのである。話題に挙げた触覚タッチ機能は、きちんとアップデートを行っているiPhone6s以降の機種であれば制限なく使える機能であるから、いまだに画面をグッと押してLINEをこっそり見ている方は参考にしてほしい。

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