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華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」感動

それは私の誕生日の翌日だった。
不幸にもアキラ君に終わりを伝えた日だった。
子どものころから「誕生日」って好きじゃない。

もしかしたら幸せを感じてそのあとに起きる不幸が怖くて
自分で壊して歩いている気もする。

別に何の意識もしていなかったし、マコトくんとはまだあって
数回目のことだったからびっくりした。

「はい、ヨウちゃん。」

紙袋から出てきたのは小さいけれどかわいいホールケーキ。

「えええええええええええええ!」

かわらない笑顔で私を見るマコトくん。

「喜んでもらえてよかった。ローソクふーしよ。」

喜ぶというか、ビックリ過ぎて。
感動。
ローソクふーなんて何十年ぶりよ~
と、すべて顔に出ている私。

それを見て笑うマコトくん。
歌まで歌ってくれてバスローブの私は乙女になっている。
でも、アキラ君にこんなことをされたらもう沼どころか地獄だっただろうけど彼はそういうタイプではないことを知っている。

マコトくんの素敵なところは気持ちがこもっているところ。
それは50歳超えているのでわかる。
そしてエロいときも、普通に話しているときも声のトーンが変わらない。
そこがまたエロくてたまらない。

当然。
その夜も感動のエロもプレゼントしてくれた。

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