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ポプラ社「こんな学校あったらいいな」企画反省会

大賞はわんたろうさん(7才)

うっかりプロアマ混合のレースに参加してしまった私。結構入魂の作品を2作も投稿してしまいました。ところが・・・受賞者は7歳の子供で決着。

 審査員である久住昌之さんによる講評(一部抜粋)を読んで反省をしたいと思います。

 「こんな学校あったらいいな」というのは、本当におおらかで、夢のあるテーマだと思いました。なので、それにこたえて書かれた話も「それはいいなぁ、あははは」というものがたくさん来るのかなと思っていました。でも多くの文章は、ことのほか現実的でした。
 リアルな現代(あるいは未来)の学校生活の中に、何か非日常なことが起こる、というワンアイデアものが多かったです
正直、途中からとても疲れてきました。状況説明が多く、読んでいるうちに、何がテーマだったか、わからなくなるのです。

 もうここでへし折れてしまいそうです。確かにテーマに即して作品を作っておらず「オーダーとは全く別物」を独りよがりに作ってしまいました。ワンアイデアも、まったく私のことを指して言ってるように感じ、疲れたという感想も確かに思い当たる節があります。元気な作品が書けていませんでした。

そんな中で、わんたろさんの作品は、一行一行が「こんな学校あったらいいな」という夢への、自由でまっすぐ楽しさにあふれていて、先へ先へと読みたくなりました。突然「ガザミ」なんてのが登場・・・言葉の持つ面白さが、読み手を引き込みます。言葉にはそういう力もあるのです。・・・ボクは、ここには文章の面白さの原石がゴロゴロある、と感じました。読んでいて、いろいろな風景や場面や色彩が頭に浮かび、読んだ後も余韻が残りました。いい文章は、必ずなにか余韻が残ります。そして、それこそが読者の心を、長い時間とらえて離さないのです。

 そうですか、大賞作品の素晴らしさが感想からも読み取れます。
 せっかくですから読んでみましょう。

 ぬ・・・・これは、子どもの詩・・・これに負けたのか。確かにすらっと読める、確かに。そして何よりテーマに即している。でも小説ではないな、詩とかアイデアメモとか、ストーリーはないよね。でも審査員って何千も読んでいるから、こういうのじゃないと・・・。

 何のための字数制限だったのか、愚かしいまでの自分の努力。結局不得意ジャンルだったとしか思えない。このコンテスト自体が、余計なおっさんの入り込む場所ではありませんでした。お邪魔して申し訳ありませんでした。よく考えて投稿します。



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