Juventusとトリノの街③
・誤算
トリノ編も今回がラストになりました。昨晩の興奮冷めやらぬ中、この日は終日トリノの街を観光します。
がしかし、まだ僕にはアリアンツスタジアムでやり残した事があります。
ミュージアムとスタジアムツアーです
当初の計画では試合の日にミュージアムとスタジアムツアーを済ます予定でしたが、試合の日程が変更になったため翌日またアリアンツスタジアムを訪れます。しかし、これが誤算でした。
試合の無い日にスタジアムに行くのは地下鉄、トラムを乗り継ぎ、さらに徒歩という噂には聞いていましたがタフでした。想定以上に時間をロスしスタジアムツアーの時間がズレてしまったのです。イタリアへ来て3日目にして妻とちょっと険悪なムードにw(昨日来たスタジアムにもう一度ついて来ていただいただけで感謝です)
午前中にサクッとスタジアムをあとににするつもりがトリノの中心地に戻ってくると午後3時を過ぎてしまいました。試合のない日にアリアンツスタジアムを訪れる予定のある方は超余裕を持った計画を建てることをおすすめします。
ですが、ユヴェントスミュージアムとスタジアムツアーはユヴェンティーニ必見です。この時の様子は後日また記事を書きたいと思います。
・トリノ発祥の伝統ホットドリンク「ビチェリン」(Bicerin)
トリノへ戻ってきたぼくらは気を取り直して観光です。まずはトリノへ行ったらここ、ビチェリンです。
ビチェリンとはホットチョコレート、エスプレッソ、生クリームの3層からなるチョコレートドリンクです。今では日本でも飲むことができますが、250年の歴史が感じられる店内で是非とも本場の味を体験していただきたいです。
・美しきサンカルロ広場
みなさんはヨーロッパをイメージする際は何を思い浮かべますか?荘厳な教会や歴史的建造物でしょうか。ぼくはヨーロッパでは広場が印象的でした。
ポルタヌォーヴァ駅からまっすぐローマ通りを抜けるとサンカルロ広場が広がります。サンカルロ広場は17世紀中ごろに建てられ「トリノの応接間」としてトリノ市民に親しまれてきました。ローマ通りから広場に抜けると通称「双子の教会」がお出迎えします。ローマのポポロ広場にも似た「双子の教会」がありますね。
広場に面した回廊にはブティックやカフェ、レストランが軒を連ねます。ぼくらもジェラートを食べて休憩。
サンカルロ広場を一本入った通りにchurch’sのトリノ店を見つけました。価格やラインナップはほぼ日本と一緒です。
日が沈み夕日もまた映えますね。トリノってもっと地方都市で寂しいイメージだったのですがこの日は土曜日ということもありこの時間まで街は大賑わいです。たくさん歩いたのでお腹が減ってきました。いよいよ本場のピエモンテ料理を頂きます。
・美食の街のピエモンテ料理
日本にいてなかなか食べる機会がない本場のピエモンテ料理。事前に友人からのおすすめをもとにオーダーします。舞い上がってたのか2品しか写真が残ってないのでこちらだけ紹介します。
カルネクルーダ(牛肉のタルタル)
そもそも今生の牛肉は日本では食べられません。オリーブオイルと塩コショウのみのシンプルな料理ですがそこはやはり牛肉。生で頂く背徳感みたいなものも相まってとても美味しい!ワインが進みます。
ラヴィオリ
ラヴィオリはパスタ生地で肉を包む料理で餃子みたいなものです。美味しくないわけがない。かなりボリューム感がありましたがペロリとたいらげました。
実はイタリア3日目にして本格的なトラットリアはこの日が初めて。もともとイタリアンとワインが大好きな僕、大満足です。昨夜とまた違った幸福な気持ちでホテルへ戻ります。
教えていただいたお店も何件かあったのに残念ながら予約できず。しかも、予定変更とアリアンツスタジアムへのアクセスに手間取りトリノで観光したかった場所は半分もまわることが出来なかったのです。モーレアントレアーナも王宮も次回に持ち越しです、ですがこれはまだ再訪する余白が十二分にあるとポジティブに捉えます。旅行当時とはワインの知識も全然違います。昨年とはまた違った旅になることでしょう。
最後に人もまばらなトリノの夜景で旅行記をしめくくりたいと思います。再訪を夢見て。。。
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