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リモートワークがうまく行かないのは?

〜 今日の気になった記事から 〜

昭和がもう終わってから何十年にもなりますが、どうしても慣れたやり方にこだわり続けると、未だに昭和の体育会系の部活動や、昭和の頃の受験勉強のような教え方を続けてしまいがちになりますね。

そうなると、リモートワークを取り入れることは難しくなるかもしれません。

どうしても、管理職の目の届かない場所で何をするかが決め手になって来るからです。


心理学的に、「自発的」に動く人ほど管理や指示は嫌い、「受け身」な人ほど管理や指示を望む、という傾向があります。
これは最近、何かと話題に出る自己肯定感にもつながる話です。

アメリカの大リーグなどではこの考えに立ち、基本的には練習は個人任せ。
但し、もし本人が行き詰まった時などの場合は、すぐにフォローに入れるように常に把握を続けるなど、サポートの仕組み作りは重視しているようです。

この考え方は、これからのリモートワークを進めて行く上で重要な発想になるかと思います。

なので、入社当初はヤル気にあふれ、「自発的」に動こうとしていた人が、会社として管理や指示を強化するほど、「受け身」な人に変化して行ったという、笑うに笑えない話も起こりがちになります。


私が学習塾にいた頃でも、事情は同じです。
教えれば教えるほど、ヤル気がみなぎりデキるようになって行く生徒さんと、逆にヤル気を無くして出来なくなって行く生徒さんがいます。

もちろん、これは本人のタイプや考え方にもよります。
なので、一概には言えない部分もあるのですけど、ざっくり言えば宿題やテスト、追試などで追い立てるほど、平均点はそれなりに上がるものの、いわゆる優秀と呼ばれるデキル生徒さんは、逆に減って行く傾向にあるようです。

結局のところ、自発的か受け身かが関係する話なのですね。
なので、学習塾ではどちらかと言えば、自発的に取り組む生徒さんを育成しようとする傾向が強くなります。

私も、怒鳴ったり宿題漬けにすることはほぼ無かったのですけど、関わった生徒さんはほぼ、成績が上がりましたし、中には夢中になって勉強に取り組む生徒さんすら出始めます。

つまり、自発的に動ける人が育つための、ルールや仕組み作りを整備して行く必要性があるのですね。


但し、この方法はまだ一般的では無いため、多くの方がご存知無いか、仮に知ってもうまく実践できないため、ほとんどの方が出来なくて無理もない話かと思います。

逆に言えば、そこに他者との差を容易に付けるポイントがある、ということですね。
一人でも多くの方に知って頂きたいスキルです。

弊社では、今後も皆さまにお伝え出来るよう、取り組みを続けて参ります。

/なぜ、管理職が「頑張らない」ほうが、チームは「成果」を上げるのか?


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