見出し画像

一冊のノートが自主サバティカルを終わらせた。

3月中旬に新会社を登記し、また、ほぼ同時期に一般社団法人も立ち上げ動かし始めちゃったんで、結果、二足の草鞋では走り出してから約半年。独立当初は良くも悪くも「まあ、結局同じようにクライアントワークするんだろうな。」と思っていた。

それなりに見込みの案件もかなりあったし、きちんと貯めてはいたから不安もそこまで無かった。

が、独立してすぐにかなりの癖のある選挙の仕事があり、疲れ果て、連休を挟んで6月頭の一般社団法人の事業発表会に向けて走り切ってからは、急に腑抜けになり「とにかく、自分が納得するまで休みたい(元々、サバティカルを取りたいと願っていた)」「体調を万全に整えたい(選挙で額に帯状疱疹が出来ていた)」という気持ちが最優先となった。気持ちは通じるもので「ごめん、やっぱあれ無しで」とか「あれ、やっぱもうちょい時間かかりそう」という案件も増え、結果的に休めることになった。

これはこれで何かの神から「もうクライアントワークは卒業じゃ。これからはプロデュースに専念するため、今は、休みなさい」と言われたと解釈しようと思った。(ちなみに人生で数回、ロングバケーションは経験しており、それが結果的にネクストフェーズに行くためには必要であることは承知していた)

今思い返すと、6月〜7月は、最低限のステークホルダーとのコミュニケーションはありつつも、ずっと行きたかった静岡のサウナ(もちろん、聖地の「しきじ」)や上野のサウナ(もちろん、聖地の「北欧」)や草加のサウナ(もちろん、「草加健康センター」)に行きサ道の聖地巡礼をしたり、謎に江ノ島に1人で行って「生しらす丼」だけ食べて帰ったり、コンビニワイン飲み比べをしたり、区民プールで泳いだり、明治神宮で大祓に行ったり、キングダム全巻買いしたりしていた。

しかし休むとはいったもののいつまで休もうか。1997年のミスチルの無期限長期休止とは訳が異なる。

そんな夏のある日、畑で野菜を収穫していたのだが急に「このノーブルノートを書いなさい。あ、サイズはA5で無地ね。」と啓示があった。(以前、A4の方眼を勝って、全く馴染まず捨てた経緯があった)これは本当に不思議なのだが、本当に急に。ので、咄嗟にポチった。

ちなみに相棒はもとから持っていたこの伊東屋 ロメオ No.3 細軸 イタリアンブルー

結果、このノートが届いた7月23日からおもむろに使い始め、翌7月24日からこのnoteを連続で書き続けた。紙のノートとデジタルのnoteの相性の良さを思い知った。この双方によって、事業構想やアイデアが整理されたり、もやもやを書き出す中で、止めていた時計の針が動き出し、突然僕のロングバケーションは終わることになる。

そのくらいこのノートには強烈な力があった。(決してこのノートの案件記事ではない)

感覚でいうと、フォレスト・ガンプが急に走り出した感覚だ。

また機会を見つけ、8月何をしたのかを整理したいと思う。(まるで宿題に追われる学生のようでした。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?