[再編]サイコパスに学ぶ成功法則(著者 ケヴィン・ダットン、アンディ・マクナブ)
読む目的
サイコパスとは、どんな存在なのかを知る。
成功とサイコパス性の関係性を知る。
サイコパスの特性
サイコパスを構成する以下の特性があり、それぞれをタイミングと状況に合わせて緻密に調整できるのが成功するタイプのサイコパス。
冷酷
恐怖心の欠如
衝動性
自信
高い集中力
重圧下での冷静さ
精神的な強さ
魅力
カリスマ性
共感度の低さ
良心の欠如
どんな職業でも成功するためには次の2つが必要。
才能:仕事をするために絶対に必要な一連の能力
最適な人格:ある仕事をする能力を最大限発揮するために必要な、人格を構成する特性の集合体
基本的に良いサイコパスと悪いサイコパスの違いは他人、異なる社会的状況にいる人々との関係、いわゆる世間一般との関わり方の違いによって生まれる。
良いサイコパス:その状況での全てのメリットとデメリットを天秤にかけ、上記の11の特性を調整し行動に移す。
悪いサイコパス:それぞれの特性の初期設定値が高い位置に固定され、ほぼ動かすことができない。
良いサイコパス、悪いサイコパス、機能、成功の関係は知能レベルと暴力傾向に左右される。
知能が低い×暴力的=非機能的、成功しない(強盗、用心棒など)
知能が低い×非暴力的=非機能的、成功しない(軽犯罪者など)
知能が高い×暴力的=機能的、成功する(特殊部隊、犯罪組織のボスなど)
知能が高い×非暴力的=機能的、成功する(弁護士、外科医、CEOなど)
現在の考え方では、サイコパス度は調光スイッチに例えられる。
良いサイコパスになるには
失敗する理由は、自分のスタート地点を考えれば達成不可能だと分かるはずの目標を掲げてしまっただけのこと。
成功は才能とその才能を最大限に生かす適切な人格という、2つの要素の副産物である。どちらか片方だけでは上手くいかない。
重要なのは自信過剰ではなく自信。自信とは自分を信じること、挑戦すること、自分の中の悪魔に立ち向かうこと。
目標を達成するためには、最終的な快楽を得るためにまず苦痛に飛び込むというパラドックスを受け入れる必要がある。
良いサイコパスは他人を軽んじないが、自分自身も軽んじないこと。
サイコパスの7大行動原則。
実行あるのみ
ここぞという時にやり遂げる
自分に正直になる
説得の黒帯になる
我関せずで怒りを抑える
今を生きる
感情に流されずに行動する
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