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【チョックストーン】

「チョックストーンとは異物である。溝に挟まった岩や石である。登山においては重要なランドマークになり得る異物である。これがなければスリング(クライミングでカラビナやロープとあわせて安全を確保するための輪っか状のもの)がかけられず目標である目的地につくことが困難になる場合もあるだろう。いっぽう異物が仮にそこになかった場合は特に何もない空間が拡がっているだけである。ただ、そこに異物がある場合、かつどうしても目的地にいく場合にそのルートしかない場合には、異物を突破口としてつぎに歩をすすめる重要な役目を果たすこともある。

私は登山をしたこがない。この年であぁ登山というものをしてみれば良かったなと後悔する老耄である。その意味でチョックストーンの意味合いも用語集からの受け売りである。想像である。ただ捉え方はいい線を行っていると思う。チョックストーンという言葉は小樽の版画家で登山家でもあった一原有徳氏の作品チョックストーンをみて興味をもった。そして用語集を紐解いた。

私は異物である。だが、本当はただの異物ではなく人びとの役に立つ異物になりたかったのだ。」

…っていうお話。

🍙小樽市立美術館で一原有徳氏の作品にふれたことをきっかけに感じたことを書いてみました。チョックストーンっていう用語を使いたかっただけです笑。

撮影場所:北海道虻田郡真狩村 羊蹄山自然公園
Photo by かしるい

20230819

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