045女装してみたら「女子の努力ってマジ凄すぎる」ことに気づいた話
こんにちは。編集者を夢みるこひつじです。
0.男なら誰しも一度は女の子になってみたい
に決まってますよね、というところから今回は始まります。
理由は特にありません。
昔から思ってました。「女子の格好がしてみたい!」
だからしてきました。
だってせっかく男に生まれたなら、かわいくなってみたいじゃない!
1.女装サロン「Milky」@秋葉原
世の中には私と同じ、女装に興味がある人向けに、女装サロンたるものが存在します。
その中でも今回お邪魔させていただいたのが、こちら。
秋葉原 女装サロン Milky https://cosplay.tours/
今回選択したコースはこちら。Aコース、13,000円。
高級フレンチみたいですが、内容も同じくフルコース。
衣装1セット、フルメイク、ウィッグ、撮影会、お出かけ90分(!?)です。
2.女の子の魔法にかかってきました
写真を載せられないのでことこまかに。
衣装はピンクのフリフリのメイド衣装を選択。
選択理由は場所柄もありますが、やるなら振り切りたいという願望の表れです。
まず顔にはテーピング?のようなものをしました。
頬を引き上げたり、目を引き上げて丸みを帯びさせるのが目的のようです。
メイクはかなり濃い目な様子。お肌を綺麗にしてまずは顔のすべてを薄くした後、可愛くメイクされます。
(メイク系はしっかり見ていたものの、あいにく知識不足でよくわかりませんでした。)
涙袋を書いたり、困り眉にしたり、アイラインを書いたり、ピンクのチークを塗ったりしました。
ウィッグを被る前にはウィッグキャップたるものの上に少し詰め物をしてから入れました。男女で顔の骨格も違うためです。この辺りはプロの見地がないとたどりつかないです。
最後に前髪を整えて完成。この前髪で印象が結構変わったので、女子の前髪ってこんなに大切なんだなと気づきました。
(だからあんなに聞いてくるのかぁ。)
3.気づいたこと「女性の格好は○○だ」
女装をして気づいたことがいくつかありましたので、
そのうちいくつかを公開します。
日頃男性の格好をしている自分からすると驚くことがありました。
そういえば背が高いのでヒールは履けなかったのですが、そのほかで気づいたことを紹介します!
(1)女子は髪があるからご飯が食べにくい
お出かけして気づいたのですが、顔を下げると髪が下がってくるのでご飯がまともに食べられません。
パスタを食べるにしても、巻いてから口に運ぼうとすると両サイドの髪が落ちてきてしまいます。何回か髪を食べました。
女性はプロです。髪長くしてもご飯食べるプロ。
女性が髪を束ねる理由、かき上げる理由、片方に寄せる理由がよくわかりました。
女性がオシャレな髪形のまま食事できるのは、女性として何年も練習した成果です。
男性の短髪ベリーショートって、なんて楽だったんだろうと気づきました。
(2)「足、めっっちゃ寒いんですけど!??」
あし、さっっっむい!!!!
私が来たのはひざ丈のスカートです。
もーほんとに風が吹くたびさむい!!!!
スカートって足ほんとに寒いんですね。素材の問題もあると思いますが、
ズボンとは大違いで風通しが良いです。
だからあったまりません。ひざかけ欲しい。
女性の格好って防寒の観点からすると改善してほしいところいっぱいあります。
女性はよく「足寒そう」って言いますが、足寒そうって、あれまじで足めっちゃ寒いんです。
オシャレは我慢とよく言いますが、ここまでとは。
(3)なのに、首の後ろが熱い
足が寒いのに、首の後ろはめちゃめちゃ暑いです。
季節は冬真っただ中。
街の人々も、持ちうる最大の防寒具で臨戦体制です。
そんななか、首の後ろのうなじ部分。めちゃめちゃ暑い。ここだけ酷暑。
定期的に空気を入れ替えないと、徐々に熱がこもってきます。
冬でこれなんだから夏ってどうするのでしょう。
今後、冬にスカートでデートに登場してくれた女性は、
①髪が長いからご飯が食べづらくて、
②首の裏が暑くて
③足元は寒い
ことを覚えておこうと思いました。
(4)女の子らしさの所作がある
なにからなにまで、いわゆる「女性らしい」なめらかな動きがあります。
カバンの持ち方、歩き方、髪の触り方、椅子の座り方、服の直し方ひとつとっても、女性らしい動きというのがあります。
どうやら、「肩から動いて、ひじ⇒手⇒指先」と、大きいところ小さいところに動かしていくと、女性らしい色っぽい動きになるとのこと。
いわゆる女形の動きです。女友達から教えてもらいました。
普段自分の所作を気にしたことはなかったので、どれほどガサツな動きをしていたのか、そして女性はそんなところまで気にかけているのかと考え直すきっかけになりました。
(5)人生において「鏡を見る時間」が長い
メイク中はずっと鏡を見ています。短くても30分くらい。
メイクは自分がどうやったら見栄えが良くなるか、考えながら顔のあちこちを気にします。
メイクをするという事実ゆえに、女性は男性より長い時間、鏡を見る必要があります。
メイクした後も大変です。
顔を触ると化粧が取れます。
マスクをつけると化粧が取れます。
ご飯をたべるとリップが取れます。
瞬きしたらまつげがとれるかもしれません。
顔を動かすとせっかく綺麗にまとめた前髪がぶれます。
女性の綺麗さはたゆまぬ努力の賜物です。
長い時間をかける必要があります。
これは裏を返せば、「長い時間、自分と向き合わなければならない」ということでもあります。」
自分が今ほかの人にどう見られているのか、
魅力的な自分をそのまま保てているかどうか、
いつもの可愛い自分のままかどうか。
唯一無二の「自分」に対する意識、自分を磨こうという意識、美しく綺麗でありたいという意識は、女性のほうがより持ちやすい意識だと感じました。
4.さいごに一番大切な気づき「かわいいって言われるのってめっちゃ嬉しい」
女性の格好をして気づいたこと。
「かわいいって言われるのってめっちゃ嬉しい」
女装してる間、かわいさに時間をかけ、気をかけ、だれよりも気にしました。
初めて女性として、誰よりも気にしたからこそ気づきました。
人から「かわいい」と言ってもらえること。
これが一番の喜びです。
少なくとも、私はそう感じました。
これ、核心です。
5.おわりに(敬意を込めて)
いかがでしょうか。
今回の女装は貴重な体験でした。
最後に、すべての女性の方へ、皆さんはマジ凄いです。
毎日の工程の数。
首のウラの暑さ。
防寒機能の高くない服。
自分の魅せる意識の高さ。
気にかけていることの多さ。
洗練された所作や立ち振る舞い。
髪を巻きこまずにご飯を食べるテクニック。
自分が気づいていないことがいっぱいありました。
皆さんのその可愛さのうらに、そんな努力があったなんて知りませんでした。ごめんなさい。
ほんとすごいです。尊敬します。
また機会を作ってやってみたいと思います!
では。
≪ルール関連≫
発想:12月30日(火)女装直後 (もともと書こうとは思っていた)
作成:1月4日3時46分 部屋 晩飯食ってから寝落ちした後 1時間くらい エアコンのタイマーが切れたので確実
参考:
女装サロンMilky
付き添いしてくれた大学の友人たち(ほんとありがとう、スペシャルサンクスです)
考察、反省、感想:
・ジェンダー系への配慮が足りていたか怪しいが、一定限界があるとは思っている、気にして書いてはいる
・女性はすごいですね
・写真を乗っけないとつたわらないので、どういう格好になったかのイメージ画像は張る必要がある
・女装した時の男性側の気づきの切り口自体は悪くないだろう
・本当は何回かやっていけば「女装」に特化した記事にもできるのだけれど、まだ材料が足りん
・新しい体験をすれば記事に書けるし、これは自分用の備忘録として使える
・人におススメをするかどうかは悩ましい、やりたいからやっただけなので
・やってみたい人がいたら体験記かな
・体験記を読んだときに、男性と女性間での世間話にでもしてくれればいいな
・そういうタイトルにしよう「女装で気づいた、女性ってこんなに大変なの!?ってこと」的な感じにしますか
・友人たちよ本当にありがとう
・寝よ
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