見出し画像

採用面接で使えるTIPS集

 まさかnoteを始めるとは思っていませんでしたが、集団より個の時代が到来している中で、しっかりまとめて伝えるコンテンツも始めないとなと思っていたので丁度良いタイミングですのでやってみたいと思います^^

 1発目の記事は、自分の会社で採用時に使っているTIPS集をまとめていきます。僕自身ヒトモノカネの3大要素の中で、”ヒト”が一番大事にしている要素なので、まずは入り口のところで、採用というアクションの中で大事にしていることを書いていければなと。
 今いる社員で僕の面接で入ってきたメンバーはこれを観て、「あー確かにこれ聞かれたわw」という感想を持つと思いますが、開けっぴろげに書いていきたいと思います。

 最近では対面ではなくZOOMなどでのオンラインチャットでの面談が増えてきましたが、基本的には対面時に聞くことは変えていません。

 ①タイムマネジメント
 ②向き合う姿勢
 ③質問
 ④アンサー

 の大きく4つに分けて、あくまで僕が使っているTIPSですがつらつら書いていこうと思います。

①タイムマネジメント

画像1

 多い会社だと6次、7次面接まである会社もありますが、面接官は特殊なことがない限り、1度の面接でしか候補者と話すことができません。事前に履歴書、職務経歴書などを観て聞きたいことをまとめる時間はありますが、実際に候補者と話せるのは60分だけです。その間に

・候補者のことを理解する
会社、事業、募集ポジションのことを理解してもらう
・お互いの距離を縮める


 この3点をやり遂げなければいけません。非常にタイトな時間の中で、かなり重たいミッションです。ちなみに僕の場合は時間の配分は、こうしています。

・候補者のことを理解する(30分)

・会社、事業、募集ポジションのことを理解してもらう(10分)

・お互いの距離を縮める(20分)

 まず何より、候補者のことを理解するための時間なのでそこに一番時間をかけます。また、会社、事業、募集ポジションに関しては、その他選考官も再三説明されるポイントかつ、事前に概要などで調べられるので、記載してないポイントをかいつまんで伝えます。
 2つめに時間をかけるポイントはお互いに質問をしあったりカジュアルに話すことで相性を確認しています。人間星の数ほどいろんな方がいますので、働く上でもお互いに仲間として信頼できるか心地よい関係性かは非常に大事なポイントだと思います。

②向き合う姿勢

画像2

 採用面接でよくネットで話されてる内容として、「面接は面接官が候補者を面接するものじゃない」「候補者が面接官並びに会社を面接するものだ」という意見が結構あります。その通りだと思います、が、少し上記意見はどちらも勘ぐり要素が入っているので、どちらかがどちらかを評価するような一方的な機会では無いと僕個人は考えています。
 結局のところ、何を目的にするかというとお互いに一緒に働ける仲間なのかという点に尽きるので、見極めてやるぞ!と勘ぐってかかってはお互いにボタンのかけ違いが起きるのは想定の範囲です。ただ、候補者の方に僕の考えを事前にお知らせすることはできませんので、私自身は下記ポイントを意識してやっています。

・笑ってもらう
・残り20分は会話のキャッチボールを早くする

 1つめの”笑ってもらう”に関してですが、特に今まで大変だったことや辛かったことにフォーカスして思い出して、お互いに笑える状況を作っています。これはジョインした後もですが、仕事の上で大変なことなんてのは日常茶飯事でそれを一緒に乗り越えられる価値観の方なのかどうかはとても大事だからです。
 2つめの”キャッチボールを早くする”ですが、出来るだけ距離感が近い関係性を保ったまま会話できるようにしています。入社後もチャットや立ち話、会議などいろんな場所でコミュニケーションをとりますので、あ・うんの呼吸で伝達できるかどうかは重要です。

③質問

画像3

 候補者のことを理解する(30分)のパートで質問する要素は下記です。

①次のキャリアを考えている背景や理由
②会社を選ぶ上での基準(フェーズ、規模、市場、サービス内容)
③過去のキャリアにおける評価KPI
④理想のビジネスマン像から逆算した現状の到達度
⑤内発的動機付けの中で最もプライオリティが高いもの
⑦今までの苦手だったタイプの人と実際に打った対策とその結果

 シンプルにこの7つですね、もうこれしか聞きませんw。専門職の場合、カバー範囲を理解するために具体的な業務内容をヒアリングしますが、基本的にはこの7つの質問のみを行なっています。
 分類すると、

A.キャリアに関するシミュレーション、自己の課題と強みを把握しているか
①次のキャリアを考えている背景や理由
②会社を選ぶ上での基準(フェーズ、規模、市場、サービス内容)
④理想のビジネスマン像から逆算した現状の到達度

B.難航した経験とそれを乗り越える力
③過去のキャリアにおける評価KPI

C.他者に対する理解力
⑦今までの苦手だったタイプの人と実際に打った対策とその結果

D.ジョインした後に同じベクトルを向いてもらえるか
⑤内発的動機付けの中で最もプライオリティが高いもの

 の4分類となります。自分の中での優先順位としては、D→C→B→Aになります。何より、ジョインしてもらった時に大事になってくるのは”自発性”と”原動力が会社の価値と合うか”の2つだと私は思っていて、細かなスキルやルールなどはいくらでも吸収する機会はあるので、続けられる力と環境適応に対して一番気を使って見ています。
 質問項目に関しては、一方的に問うような形に見えるかもしれませんが、この項目に関して言うと特にC、Dは僕らが判断するためというよりかは、候補者の方にとっても入社後のギャップが無いようにするのが目的としては強いので、どれだけマッチしているのか、どこがギャップとして大きいのかはその場で質問もらうこともありますが、ありのままを返答するようにしています。

④アンサー

画像4

 最後の20分でお互いの距離を縮めるためにカジュアルトークをキャッチボール早くというのは上記で説明してきましたが、まず質問をもらう前に候補者の方に応募概要より更に勤務していただいたイメージを持ってもらうためにいつも下記を説明します。

・会社の今までのストーリー
・事業の変遷と理由
・社内の体制と配属してもらうポジションの説明
・ジョインしてもらったら期待していること

 
募集要項だと記載できるスペースが限られているので、面接時には会社や事業が今まで歩んできたストーリーをしっかり伝え、背景を理解してもらいたいと思っています。それを踏むことで、何故今の事業をやっているのか、今の体制なのか、果ては求められている人物像などのイメージができるからです。
 また、明確に期待しているミッション&ロールを伝えるようにしています。よく転職理由として”入社時に聞いていた話と違う”という話が多いですが、できるだけギャップを生まないように責任者である自分が明確に伝達することで、入社してもらった後もズレが無いようにすることを心がけています。

終わりに

 つらつらと説明してきましたが、あくまで私個人の考えですので、面接に悩んでる方はご参考にしていただければなと。 
 どちらにしても”良い仲間と出会える”場が面接の場だと思っていますので、是非是非弊社に興味ある方、運用する際にご質問ある方はご気軽にTwitterやfacebookなどでDMください^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?