展示用_アートボード_1

タバコ風パッケージデザイン

今回、タバコ風のパッケージデザインを作りました。
広告風の画像はTwitterにもInstagramにも載せているのですが、細かいところを写していなかったので詳しく解説していきたいと思います。


ジョークシガレット「E.D.M」

ターゲット:音楽とお酒好きの愛煙家
  テーマ:クラブ
  制作物:タバコ本体、箱

元になったタバコはラッキーストライクです。箱の中央に丸があるデザインがしたいな、と思ったのが制作のきっかけです。

個人的なクラブのイメージは、暗闇に音楽と派手なライト。あとお酒。
そんなイメージで制作開始しました。



銘柄(商品名)

「E.D.M」
クラブミュージックってどんなのがあるんだろう?と思って調べたらEDMが出てきたので、そのまま採用しました。

候補に「SCRATCH」や「Wave(EDMの分類の一つ)」もありましたが、SCRATCHはDJに限定されるし、Wave以外の音楽もあるし、と思って除外。
(単純に文字を詰め込むのが面倒くさかったのもある)



フレーバー

一番最初に決まったのがフレーバーです。クラブと言ったらお酒!という発想により、カクテルフレーバーに決定。
ジン、テキーラ、ラム、ウォッカ、ウイスキー、ブランデーがベースのカクテルから、それぞれ一つずつ取りました。
(本当は前4つの予定だったのですがいつの間にか増えてました。不思議ですね。)

フレーバーを決める時に気をつけたこと
・有名どころを選ぶ

フレーバー名を見て「あっ、カクテルのフレーバーだ」と気づいてもらえるように、比較的聞いたことのある名前を選びました。
ジントニックやテキーラ・サンライズはお酒の名前そのものが入っているので、わかりやすいかなと思ったのが決め手です。

・色が被らないようにする
カクテルの色をそのままパッケージの色に使おうと思ったので、色被りがないように気をつけました。


フレーバーに「ロング」と「ショート」の2種類ありますが、これはカクテルのスタイル(氷が入っているか否か)の違いです。
タバコにもロングとショートがあるし、ちょうどいいなと思ってつけました。

でもタバコ自体の長さは全て一緒なので変えればよかったかな、と思っています。
ただそうなるとデザイン変わってくるんですよね…。燃焼時間の違いとかそういう話になりませんかね。



デザイン

まず箱について。
クラブは真っ暗な中ビビットなライトのイメージ、ということで黒地にビビットなカラーを使用しました。

銘柄のE.D.Mの下の円はターンテーブルがモチーフです。
円の周囲のスパークは、エレクトロ系のMVでこういう表現見たことあるなぁ、と思って入れました。左右の波形も同じく。

スパークが入っているのといないのがありますが、これは装飾があるかないかの違いです。

ジントニックはライム、スクリュードライバーはオレンジ、マンハッタンはマラスキーノチェリー(パフェなどに乗っている砂糖漬けのさくらんぼ)が付いているので、この3種類はスパークが入っています。

背景のメーターみたいなものは「スペアナ(スペクトラムアナライザ)」と言うらしいです。特定の周波数をグラフの高低で表すものらしく、EDMっぽいじゃん!と思って入れました。
このパッケージでは、周波数ではなくアルファベットをグラフに当てはめて、フレーバーの名前を表しました。
色が付いていない所は他のフレーバーです。


本物のタバコには「紙、プラスチック」などパッケージの素材が書いてある部分があります。
そこを今回はカクテルを構成する主な材料に置き換えました。これがあれば誰でもカクテルが作れますね!

ちなみにバーコード部分にはカクテル言葉を隠しました。ジントニックだと「強い意志」ですね。


タールやニコチンが書かれている部分もアルコール度数に置き換えました。正直こういうのが一番楽しいです。



続いてタバコ本体について。

フィルター部分は黒、可燃部分はそれぞれのフレーバーの色にしました。
フィルター部分が黒いのは、口紅の色が移らないようにです。
遊びに出かけるとき、普段より濃い色のリップを塗る人もいます。コーヒーカップに色移りするのが嫌な人がいるように、白いフィルターに色移りするのが嫌な人もいるだろう、と考えました。
(白やフレーバーの色だとしっくりこなかったのもあるのですが)

ロゴ下のラインは箱のスパークと同じく装飾の有無を表しています。




以上、パッケージデザインの詳細でした。
まだはっきりとデザインが固まっていませんが、タバコ風パッケージデザインの案があと何個かあるので、また作ります。
作品は完成次第Twitterなどに投稿してますので、よかったら見に来てください


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