【詩】白日

水曜日は駆け抜ける

何もないまま

私を追い越していく

一人きりで食べるカップラーメンは

味気ないけれど

今はそれが嬉しい

少しだけ灯りを消してくれるから

無神論者のとりとめない祈りを

受け入れてくれるのは何者か

わからないまま迎えの時間

水に浸った海綿体のような身体を引きずり

火打ち石はあるのに火消し石はなく

些細なすれ違いが決裂や悲劇を生み

正解がないから生活がある

ことを感じながら

ホワイトアウト

日々が私には明るすぎる

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