Photo by 24racoon 【詩】fly 4 火星ナツミ 2022年3月23日 18:23 小蝿を疎ましく思わなくなったのは咽び鳴く蝉の声で目覚めたあの日から泳ぎ揺蕩う小蝿の群れは今は亡きあの人のかたちをしてた腕に塗りたての日焼け止め絡まり込む小蝿が愛おしい私はあの人を取り込むハエ取り紙表皮だから表面であり表層だけれどそれでも嬉しかったいつの間にか小蝿はほそびに変わり私の本質の一部になってしまった ダウンロード copy #詩 #現代詩 #自由詩 #詩のようなもの #口語自由詩 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート