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アメリカ妊娠出産記録 3/3 産んだらコーラ飲めってよ
こんにちは。
わたしはアメリカ・カリフォルニア州で初めての妊娠出産を経験しました。
助産師目線かはさておき、わたしの経験したことをつづります。
今回は産後の入院。産褥編です。
妊娠編↓
出産編↓
夫が24時間そばにいる入院生活
私は、アメリカの地で無事出産をしました。
3泊まで保険が効くということで、2泊入院することにしました。
達成感と安堵感にツヤツヤです。
無痛分娩の麻酔がとれてから、色々手こずりましたが、なんとか離床しました。
病室は全室個室。
驚いたのが、夫も病室に寝泊まりできることです。
部屋説明のときに、
『このイスはベッドになるから旦那さんどうぞ』
と言われて初めて知りました。
結論として、
生まれたての赤ちゃんと夫婦が24時間一緒にいるのは、とても有意義でした。
目の前の赤ちゃんにまつわる経験が、まったく同じだからです。
ミルクはいまこんな感じで…
うんちはいまこんな感じで…
がタイムリーに共有できました。
帰宅してからあれこれ説明しなくていいのは最高です。
病院食?ねっちょりチョコレートケーキ
楽しみにしていた病院食は、普通においしいレストランの食事でした。
ハンバーガーもありましたよ。
どれも、ファストフードよりは健康的な内容でした。
ただし、塩も砂糖もたっぷり追加できます。
皆保険ではないアメリカでは、病院は人気商売です。
食事のおいしさもアピールポイントの一つなのでしょう。
デザートのねっちょりチョコレートケーキは一口で喉がつまりそうな密度でした。
血糖値は爆上がりでした。
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思わぬ後遺症
麻酔時の手技のせいで、産褥期は頭痛に悩まされました。
起き上がるとガンっと頭痛が来ました。
麻酔科医が説明に来て、
『休息、水分、カフェインを充分に摂ってください』
『カフェインに、コーラいいよ』
とのこと。
たまたま持参していたコーラを、がぶ飲みすることになりました。
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妊娠中はカフェインを控えていたのに、産んだ途端にカフェイン摂りまくりなのは笑えます。
2日目の時点で頭痛も回復傾向だったので、予定通り退院しました。
大忙しのスケジュール一覧
わたしの入院は2泊で、最速の人よりはゆっくりパターンでした。
それでもスケジュールは大忙しです。
多いので一覧にしますね。
・赤ちゃんの24時間診察と看護師による沐浴。先天性代謝異常採血。へそのクリップを取る。
・翌朝、赤ちゃんの診察 (担当小児科医が街のクリニックから来る)。
・翌朝、母の診察 (担当産婦人科医が街のクリニックから来る)。
・赤ちゃんの聴力検査
・ラクテーションコンサルタントに授乳を見てもらう。(見てもらいたいと要請した)
・退院説明。退院時薬局で買うべきくすりの説明と、緊急時の受診の目安の説明。
・要所要所でバイタルサインの確認、痛み止めなどの内服。
日本とほとんど同じかと思います。
ただし、子宮の診察は産後2時間以降はしませんでした。
気になるお値段
保険が適用されて自己負担ゼロだったのですが、大元の費用は$48000程度でした(!)。
入院費、産婦人科医、麻酔科医にそれぞれ支払いがなされたようです。
無痛分娩、2泊3日入院で約700万円です。
ほんとかな?どちらにしてもおそろしい…。
2泊3日で退院したらどうだった?
病院にいても育児指導はないし、休息できないので2泊3日の退院で悪くありませんでした。
しかし退院して自宅に帰ったら、さすがにヘトヘトでした。
一番つらかったのは後遺症の頭痛です。
座って授乳がしんどすぎました。
その後は、ドゥーラや知り合いによる食事の提供のおかげで、
夫婦はサバイブしていきます。
助産師ですが、初産婦相応に普通に悩み、些細なことで落ち込みましたよ。
赤ちゃんは、生後5日目に街のクリニックでフォローでした。
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まとめ
今回は、アメリカの産後の入院についてお話ししました。
授乳は後日、自宅でラクテーションコンサルタントに診てもらうことになります。
これは別記事にしますね。
アメリカでの妊娠・出産は、夫と常に一緒に行動するのがスタンダードでした。
常に情報や感情を共有できたので、育児も分からないなりに相談できました。
心強かったです。
知り合いの経験談では、帝王切開でも立ち会いできたそうです。
入院中の育児指導はほとんどありませんが、その分、産前のクラスはみな積極的でした。
自分のことは自分で決めようという気概が感じられました。
放っとくと医療的ケアを積み上げられてしまいますからね。
わたしも、"身体が細身だから難産になるかも"という理由で38週に予定分娩を打診されましたし。(断りました。)
◎
全編を通していかがだったでしょうか。
文化の違いを面白がってくれると幸いです。
ではでは、良い一日を。
番外編↓
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