経済勉強②
の続き。
現代はメールやブログ、 twitter といった双方向発信の電子ネットが、マスメディアに代わって大きな位置を占めている。
情報を一方的に受け入れるだけの存在だった一般人が、初めて自分から不特定多数の人に向けて自分の意見を述べるシステムを手に入れた。
ネット内では誰もが情報発信者になり、影響を「与える側」に、同時に誰もが「受ける側」にもなった。
みんながそれぞれ、人に影響を与えるために情報を発信する。
情報を受け取った側は、「情報」だけでなく「価値観」も同時に受け取って、影響を受ける。
その結果、「受けた側」は「与えた側」を評価。
「評価」と「影響」をお互いに交換しあう社会。 これを、「評価経済社会」と名付けた。
経済とはもともと「モノ」「サービス」「カネ」の交換によって生じる関係、というのが経済学の定義。
なので、貨幣経済社会とは、貨幣を仲介にして「モノ」「サービス」が交換される社会です。
同じように「評価」を仲介として「モノ」「サービス」、そして「カネ」すらも交換される社会。
それがこれからの社会であり、いま私たちの足下で起きている社会変化のポイントになる。
貨幣経済社会では、他人をその人の持っている「モノ」で測る。
これと同様、評価経済社会ではどの価値観や世界観を選んでいるかで他人を測る。
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