現代であるべき宗教 神話と科学と政治とアイデンティティ
手相占いと社会構造
手相占いの起源は古代インドとされている。その当時のインドでもそうだったか怪しいけど、インドと言ったらカースト制度。固定された身分と社会構造が手相占いや人相占いを生む土壌になったというのは結構あっていると思う。手相の詳しいことは以下のリンクを参照
話を戻すと、固定された身分の社会では外部の影響が少ない場合、職業も生い立ちも祖先とそう変わらない。環境決定論だろうと遺伝決定論だろうとそのハイブリッドであろうと同じ結論に達すると思う。
そういうことで手相占い、人相占いはかなり当たっていたのではと思う。
特に王族は決して下層の人間と交わることはなかった、もしくは少なかったから、かなり占いに影響されたことではないか。祖先と違う顔付であれば占いばばあが「この子から凶兆が出ておる」とか言って、王様に殺すように進言している姿があってもおかしくない。
まあ結局、外部からの影響で手相占い、人相占いの当たる世の中は終わってしまうわけです。
疑似科学
疑似科学はある種の新興宗教の教義である。詳細に見ていくとオカルトの説明になる。
科学的な説明がされているように見せる詐術の側面もある。この二つの事実によって宗教と宗教が詐欺という認識が生まれる。宗教なんてものは原始的には単純に共同体のみで通用する規範とその背景みたいなもので、詐欺というと違和感がある。
水素水とかマイナスイオンとか水からの贈り物とか正直信じる人の気持ちがわからないが、これらもある意味宗教的でコミュニティの間では絶対と信じられている。
無知蒙昧では宗教と科学はそう変わらなくなる。
宗教二世
正直に言えば、単純に信仰の自由が奪われた状態であっても、新興宗教ひいては一般の宗教の構造から考えると信仰の自由が奪われてると自覚ができない、もしくはほかの信仰を知ることができない、自覚できてもほかの信仰をすることができない状態にあるのが宗教二世と呼ばれる存在だ。
正直憲法で保障されている信教の自由は子供にないのではないか?九条を守れとか言っている間に重大な憲法違反が見過ごされていたと思うと正直活動家の罪は重い。
これからの宗教
以上の話をまとめるとこれからの宗教は信仰の自由が守れて、それでいて共同体の規範となり、その共同体が外部に暴力性を示さないようになるようにする必要がある。そのためには最低限、社会構造というか身分が固定しないような社会であるべき。
宗教が毒にならないようにするには政治も重要なので、ニュースになったようなオウム真理教や統一教会みたいな宗教を取り締まるだけではだめで自由で豊かな社会にするための政治が必要なのである。
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