アドラー心理学⑤事実と主観
【過去に支配されない生き方】
感情に支配されず、過去にも支配されない。という思想がアドラー心理学の中核になります。
これから大事になってくる「事実」と「主観」の違いについての説明が少し出てきます。
例として、井戸水がある。年間を通して
●18度という一定の温度を保っている。これが「⇒事実」
●それを冷たいと感じるか暖かいと感じるか。これは⇒「主観」
過去にどんなことがあったとしても、その出来事にあなたがどういう「意味付けをするか」どう解釈する(主観)かによって現在の在り方が決まってくる
というもの。
意味づけをする⇒どう解釈するか(主観)が大事ということ
もし原因論(過去の●●のせいで今のあなたは●●な状態である)に縛られてしまった場合、タイムマシーンがない限りこの先ずっと過去に縛られて幸せになれなくなってしまう。だからアドラーはそうではなく、可能性を考える。
人は人生は”変えることができる”というを前提に考える。
いやいや、知識は知識であって、その人の性格までは変えられないよ!と反発しますよね。それに対し、では他の誰かになりたいと思う、その目的とはなんですか?
↓
そりゃー彼のようにイケメンで仕事もできる人にになれたら幸せになれると思うからだ。
↓
ということは今あなたは幸せではないということ、幸せを実感できずにいるなぜなら、自分を愛することができていない。そして自分を愛するための手段として別人としての生まれ変わりを望んでいる。他の誰かになって今の自分を捨てようとしている。
あの人にになりたい!と思っているのはあなたは、自分に何が与えられているのかにばかり注目しているからだ。
「大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」
若干最後が抽象的になってわかりにくいですが、次からあなたが不幸だと感じている理由などについてアドラーの解釈があります。与えられたものをどう使うかの解説のような感じになります。
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