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アドラー心理学㉗自分には価値があると思えるために

【自分には価値があると思えるために】

褒めてもだめ、叱ってもだめ、じゃーどうやってアプローチすればいいのか!?横の関係とはどういうことなのか。

それは、例えば友人が部屋の掃除を手伝ってくれた時、あなたはなんと友人に言いますか?きっと、「ありがとう」という感謝の言葉や「助かった」というお礼の言葉や「嬉しい」といった言葉。これが横の関係に基づく勇気付けのアプローチ。

一番大切なのは、「他者を評価しない」ということ。

とはいえ、褒めてもらったほうが嬉しいのではないか?という点にアドラーは、褒めるというという行為は他者から良い”という評価を受けているということ。そしてその”良い”もしくは”悪い”を決めているのは他者の物差しです。褒めてもらうにはその他者の物差しに合わせ自らにブレーキをかけるしかなくなってしまう。

「ありがとう」は”評価”の言葉ではなく、純粋な”感謝”の言葉である。

人は感謝の言葉を聞いた時、自らが貢献できたことを知る。

ではどうすれば人は勇気を持つことができるのか?アドラーの見解はこうだ。

「人は自分に価値があると思えた時にだけ勇気を持てる」


自分に価値があると思えたなら、あなたはありのままの自分を受け入れることができ、人生のタスクに立ち向かう勇気を持てる。

では、一体どうすれば自分には価値があると思えるのか?

私は共同体にとって有益な存在なのだと思えた時にこそ、自らの価値を実感できる。つまり、他

他者に働きかけ、私は誰かの役に立っていると思えること。

他者から良いと「評価」されるのではなく、自らの「主観」によって私は他者に貢献できていると思えること。

共同体感覚や勇気付けの話もここに繋がる。

他者に関心を寄せること、横の関係を気づき勇気付けのアプローチをしていくこと、これらは全て私は誰かの役に立っているという生の実感に繋がり、生きる勇気に繋がる。


なるほど。他者からの他者の物差しでの「評価」ではなく、自分の主観で自分は他者に貢献できていると感じることが大事。そう思えた時に自分は価値のある人間だと思える。という話ですね。

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