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アドラー心理学㊳最終章:人生の意味とは

とうとうラストになります!!!

ここまできたらもう水辺に達している。あとは、水を飲むかどうかはあなた次第。

馬を水辺に連れていくことはできても、その馬に水を飲ませることはできない。ということわざですね。

それでは最後の質問。

Q:人生が連続する刹那出会った時、今ここにしか存在しなかったとしたら一体人生の意味とはなんなのか?何のために生まれ、この苦難に満ちた生を生き・死をむかえるというのか?その理由は一体なんなのか?

アドラーの答えは

一般的な人生の意味はない。

戦場に巻き込まれ命を落とした子供の前で人生の意味など語れるわけもない。しかし、そうした不条理な悲劇を前にしながら何も行動しないのは起きてしまった悲劇を肯定しているのと同じ。

大きな天災に見舞われたとき、原因論的にどうしてこんなことなったのかと過去を振り返ることにどれだけの意味があるでしょうか?

私たちは困難に見舞われた時こそ前を見てこれから何ができるのかを考えるべきなのです。

そのうえでアドラーは、

人生の意味はあなたが自分自身に与えるものです。

戦時中小榴弾により顔面に大やけどを負った人がいる。これはどこまでも理不尽かつ非人道的な災いである。このことにより、世界は酷いところだ。人々は私の敵だというライフスタイルを選ぶことも可能だったでしょう。しかし、そのことにより電車にのるとみんなが席を譲ってくれた経験をし、人々は仲間である世界は素晴らしいところであるというライフスタイルを選択した。

あなたの人生に意味を与えることができるのは、他ならぬあなただけです

自由を選ぼうとしたとき人は迷いが生じる。他者から嫌われることを恐れず他者の人生を生きない自分だけの道を選ぼうとしている。そこでアドラー心理学では自由になると決めた時に道に迷わないような指針として導きの星を掲げている。それは「他者貢献」である。

あなたがどんな刹那(瞬間)を送っていようと、他者から嫌われようと、他者に貢献するのだという導きの星さえ見失わなければ迷うことはない。

嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。
そして、今この瞬間を真剣に生き、過去も未来も見ない。
あなたにとっての人生の意味は今ここを真剣に踊り切った時にこそ明らかになるでしょう。

私が変われば世界は変わる。

世界はほかの誰かが変えてくれるものではなくただ私によってでしか変わりえない。

アドラーの話を読み終え、あーー10年早くいや、5年でも。就職する前の自分がこのアドラーの思想を知っていたら!と悔やむかもしれませんがアドラーは、それは違います。あなたが10年前にアドラーの思想が知りたかったと思っていること、それはアドラーの思想があなたに響いているからこそそう思うのだ。10年前のあなたがどう感じていたかは誰にもわかりません。

この話を「今」聞くべきだったのです。


まとめようと思ったのですが結局だいぶ長くなってしまいました。が以上になります。お読みくださった方ありがとうございました。ぜひこの教えを人生に活かしましょう!

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