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2022年1月の記事一覧

アドラー心理学㉜神経症的なライフスタイルを持った人

アドラー心理学㉜神経症的なライフスタイルを持った人

話は少し違う角度からになります。

Q:
私が他者信頼や自己受容をできないのは、私のことを理不尽に攻め立て攻撃してくる他者のせいもあるのではないか?

A:
勿論世の中は善人ばかりではない。しかし、間違ってはいけないのは攻撃してい来るその人に問題があるだけで決してみんなが悪いわけではないという事実。

神経症的なライフスタイルを持った人は「みんな」「いつも」「すべて」という言葉をよく使う。みんなが

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アドラー心理学㉛他者貢献

アドラー心理学㉛他者貢献

【仕事の本質は他者への貢献】

今までの話の流れのおさらいとして、

1⃣自己受容(ありのままの自分を受け入れること)ができ、2⃣他者信頼(無条件で信じること)ができた場合、この”他者”は「仲間」となる。仲間だから信頼することができる。仲間ができれば「共同体」に自分の居場所を見い出すことに繋がり、「所属感」(ここに居てもいいのだと思える気持ち)を得ることができる。

◍他者を仲間だとみなすためには

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アドラー心理学㉚無条件に信じることが信頼

アドラー心理学㉚無条件に信じることが信頼

【信用と信頼は何が違うのか】

2⃣他者信頼とは信じるという言葉を「信用」と「信頼」に区別して考える。アドラーは対人関係の基礎は信用ではなく信頼によって成立すると考える。

◍「信用」=Credit⇒銀行でお金を借りるときに担保に対して返済可能な額の貸し出し金額をきめる。これは信頼とは違う。

◍「信頼」
⇒他者を信じるにあたって、一切の条件を付けず、無条件に信じること。たとえ裏切られても信じ続け

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アドラー心理学㉙ありのままの自分を受け入れる自己受容

さてここから最後のトピックに入っていきます。

【自己肯定ではなく自己受容】

自意識過剰(他人にどう思われるかを気にすること)がブレーキをかけ、思ったことを思った通り行動することができない。」

これはどういうことかというと、ありのままの自分に自信が持てていないので、ありのままの自分による対人関係を回避している。もし、自分ひとりで部屋に居たら自由に振る舞うことができるのにと。この原因も、共同体感

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