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赤ちゃんは全員目的論で動いている?

日々子育てをしていて
『赤ちゃんって何度でも挑戦するし前向きやなぁ。すげぇ~。』
とよく思う。

そして気づいた。赤ちゃんの行動は目的思考、
私たち大人はいつの間にか原因思考になっているのだと。

目的思考(論)とはある目的に向かって今この現状を作り出しているとする考え方だ。矢印は未来へと向いている。
原因思考(論)とは過去の出来事が今この現状を作り出しているとする考え方だ。矢印は過去へと向いている。

今まで過去があって今があることが当たり前だと思っていたが、赤ちゃんには過去がないに等しい。
では、その行動たちはどうして行われてるのか。
本能だと言われればそうなのだが、今日はふと思った説をそのまま書いていこうと思う。

まず、赤ちゃんが行動する理由を考えてみた。
気が付いたらこの世界にいて何がなんだかわからないので
世界がどんなものか知ってみたいという思いが前提としてあるとする。

どんなものか触ってみて、口に含んでみて知覚したい。
そのために、進まなければならない。ハイハイや歩く手段を使って。

“歩きたい、進みたい、物を取ってどんなものか確かめてみたい、自分の意思で動く手足で世界をみてみたい”

『〇〇だったから』というのはほとんど存在しない気がする。
そう思える過去がないからだ。
そう思った時は恐らく、過去の出来事から改善していくような行動をとると思う。
過去の原因を解決するために、未来への目的のために対策するのだ。
原因の追究はあまりしなさそうだ。

段差でこけて痛かったので確認してから登る。段差を越えた先の景色がどうなっているのかを見てみたいから。


それに比べ私たちはどうだろう。

気が付けば原因追及ばかりしている気がする。
過去に起きた出来事の原因の解明にはなるが、問題解決には至らないこともある。結果によっては感情に振り回されて、むしろ次の行動の妨げになることさえある。

原因論を否定しているわけではないが、子育てや夫婦時間、日常生活を送る上での思考においては目的論を用いた方が前向きになれるなぁと思った。

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