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2023年 今年のゲームの思ひ出

2023年に遊んだゲームの振り返りです。そこまでたくさんはやってないので、全体の本数は少なめ。またリリースされたのが2022年以前の作品も含まれてます。面白かった作品や気に入った作品を選んでますが、完成度や規模の大きさよりも、ゲームをプレイしていて、思い出に残るような体験を提供してくれた作品を選ぶようにもしています。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』

"どこまでも広大なゲーム"というのは数あれど、ここまでプレイヤーそれぞれのアクションに「返答」してくれる作品はないと思います。プレイヤーに"創る"という楽しさを提供した「ウルトラハンド」「スクラビルド」。バグ技を使用している快感を覚える「トーレルーフ」「モドレコ」。これら新能力に加え、「空」「地底」といった探索範囲の増大が有機的に作用することで、前作以上の"遊びの幅"があり、ゲームの持つインタラクティブ性を最大限に活かした「遊び」と「演出」が最高でした。
ちなみに本作は、前作『ブレワイ』の続編ではありますが、これ単体で完結しているので、ここから入っても問題ありません。単純に自由度が高いだけでなく、プレイヤーが迷子にならないよう導線となる仕掛けや、パッと見でわかるアイコンがゲームのアート性を失わずきちんと配置されており、ユーザーライクな上に芸術性も高いという凄い出来。
このゲームの終盤をプレイしているとき私は絶賛コロナ罹患中で、高熱の状態でありながらラスボスに挑戦するというエクストリームな遊び方をしていました。クラクラ熱に浮かされながら何とかラスボスを倒したときは嬉しかったなあ(寝ろよ)。

『ファミレスを享受せよ』

別記事で感想は書きましたが、これすーーっごく好きなゲームです。「ムーンパレス」というファミレスに迷い込んだ主人公が、そこの住人たちと交流しながら出口を探すテキスト型アドベンチャーで、のんびり和やかな雰囲気が特徴。
ビジュアルもBGMもなんかこう「迫ってくる」感じがなくて、気の合う友人と気ままに会話するような、そんな気楽さがあります。たぶんこれは「余暇」についての話で、仮にたっぷり時間が出来たら何して過ごす?みたいなちょっとした問いかけをゲームとして昇華した作品なのだと思います。
ゲームはエンタメであり、アートであり、いまや立派なスポーツとなりましたが、初心に戻れば最高の”ひまつぶし”でもあって、これは「ひまつぶし」それ自体をテーマとすることで、ゆるく和やかな空気を生み出した傑作です。”けだるさ”がこんなに魅力的なものと感じてしまうゲームを、私は他に知りません。

『バイオハザード RE:4』

2005年に発売されたゾンビゲームの金字塔『バイオ4』をPS5用ソフトとしてリメイクした作品。グラフィック、ストーリーの再構成、登場人物の掘下げ等々、様々な点がアップデートされており、リメイクゲームとして理想的な出来だと思います。
大まかなストーリーの流れは原作を踏襲してますが、細かい部分が見直されたことで整合性を確保。ただその分原作にあったB級感は若干薄れたかな。
また、個々の登場人物を掘下げることで役割が明確になっており、原作よりもキャラがしっかり立っています。中でも原作ではあまり役に立たず、印象も薄かったルイスは今作で大活躍します。ルイスお前やれば出来んじゃん!むかしもこれくらいやってくれれば苦労しなかったのになあ!
レオンの口癖「泣けるぜ」や、村人の空耳も健在で、懐かしさを感じると共に新鮮な気分で遊べました。
肝心のゲーム部分はレオンの挙動をリアルに寄せたことで、不自然さが減った分、原作に比べるとちょっともっさりした印象(すぐ慣れましたが)。初見殺しやQETといった理不尽も減ってます。雑なプレイをしてるとすぐ銃弾が無くなる点や、ステルス要素が増えてるのは、個人的に好印象でした。
ちなみにラスボスはロケットランチャーを使ってサクッと倒しました。正攻法で用意されてるものならバンバン使う方なので。

『彼女は最後にそう言った』

Xの相互さんに教えてもらったスマホで遊べるフリーゲーム。8月14日、お祭りの夜をループしながら事件の真相を追うという筋立てです。柔らかいドット絵、丸みのあるテキスト、情感を刺激するBGM、どれも懐かしい温かみを覚え、心温まるゲームでした。
ゲーム画面や操作方法が綺麗に整頓されているのも長所で、画面を操作するストレスがほぼなく、丁寧に作られているのがわかります。謎解きに関しては町にいる人の話をちゃんと聞いていればさほど難しくはないです(住職のナゾナゾだけはやたら難しいですが)。
みんなー、これ良いゲームだよー!

『COCOON』

どんなゲームかっていうと、パズルが中心となった上方向から見下ろし型のアクションアドベンチャーです。ゲームのカギを握るのはあちこちに存在するオーブのようなもので、この球体の中には別の世界があり、さらにその中にも別の世界があり……という入れ子構造の仕掛けを上手く利用して謎を解きながら進行していきます。
最初から最後まで台詞およびテキストが一切なく、生物と機械が融合したガーディアンによって守られている世界のデザインは独創的。後半になるに連れ、謎解きは複雑さを増していき、結構大変でした。でも『ICO』とかもそうなんですが、私こういうセリフが少なくて、想像の余地がたっぷりあるゲームって好きなんですよねえ。ちょっとキモい世界観がクセになる作品でした。

『ポケットモンスター ソウルシルバー』

ニンテンドーDSで発売されたちょっと古めのゲーム。『ポケモン金銀』のリメイクであり、色んな部分がグレードアップされていました。普通に遊ぶのも味気ないかなーと思い、ポケモンを進化禁止&進化後のポケモン使用禁止という縛りで遊んでみたのですが、中盤くらいからめちゃくちゃ辛くなってきて、四天王を倒したところで縛りは解禁。まさかマツバにあれほど苦戦させられるとは思わなかった……。おかげでピカチュウをずっと使い続けてチャンピオンになったサトシの凄さが分かった気がします。最後はおつきみやまにいるあの人を倒してクリア。久々にポケモンやったけどやっぱ楽しいね。

以上、今年遊んだゲーム6選でした。
今年は他にも大作、注目作があり、ほんとはもっと色んな作品を遊んでみたかったのですが、映画を観たり、本を読む合間にちょこちょこ遊ぶくらいだったのでそこまで数はこなせず。でもどれも楽しかったし、来年に持ち越して遊ぶ楽しみが出来たのでまあいいかなと。
ちなみに買ったけど挫折したゲームとかもありまして、『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』なんかは一応買ってはみたものの、序盤のボスにコテンパンにされて以降やってません。フロム系のゲームは苦手なんじゃあ。

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