![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115146050/rectangle_large_type_2_d75f45649cd327e7b69b698b1452e603.png?width=800)
ボードゲームカフェに行ってきた。
友人と一緒にボードゲームカフェに行ってきました。仙台の街中にある「タンブリングダイス」というお店です。店の中には棚いっぱいにボードゲームが置かれていて、好きな人にはたまらない空間。カフェでもあるので飲み物や食べ物もあり、お腹が空いたらカレーとかも食べられるという素敵な場所です。以前何度か行ったことがあったのですが、コロナ禍になったあたりから足を運ぶ機会がめっきり減り、結構久々の来店でした。今回はそこで遊んだふたつのゲームをご紹介します。
たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115148609/picture_pc_0b166bf69926e10b6cd6949f749485ec.jpg?width=800)
まず最初にやったのはこれ。私が大好きなゲーム。これがどういうゲームかというと、「配られた手札を自由に組み合わせ、自分だけの素敵なプロポーズの言葉を作り、親プレイヤーに愛の告白をしよう!」というものです。かなり省略した説明ですが。
遊ぶときの人数は3人くらい居れば成立しますが、人数が多いほど盛り上がると思います。各プレイヤーは指輪を3つ、初期カードを6枚持ってゲームスタート。ジャンケンで「親」を決めて、「子」であるプレイヤーは山札から単語カードを6枚引きます。初期カードと単語カードを組み合わせてプロポーズの言葉を作り、読み上げ、最後に「結婚しよう!」と言いながら、指輪を差し出す。「親」はグッときたプロボーズを作った人の指輪を受け取り、いち早く3つの指輪を渡しきったプレイヤーの勝利、という内容です。
”配られたカードを使う”というランダムな要素がこのゲームのキモで、これによって思いもしないようなプロポーズの言葉が生まれるのがとっても楽しい。例えばこんな風に。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115148628/picture_pc_0c439a9bc9641cb9fad7be919f813625.png?width=800)
使うカードの枚数は自由なので少ない枚数で勝負に出てもいい。上記のような短くストレートな言葉の組み合わせの方が好まれる場合もあります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115148635/picture_pc_9a0dd365b34153eea7ca1e78f651d00a.png?width=800)
使いやすいカード。使いにくいカードがあるが、持ち札によって面白いプロポーズになったり、ロマンチックなプロポーズになったりするので「運」の要素も強い。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115148637/picture_pc_546b5c711ef29d290ec50be2d27fdfbd.png?width=800)
友人が作り出したプロポーズの一例。その人の性格や嗜好も垣間見えて、そこも私がこのゲームの好きなところです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115148627/picture_pc_7d9f599728b5468b0b3425c6e4b96aa6.png?width=800)
プレイに慣れ、後半戦になってくると必ずと言っていいほど珍解答が出てくる。なので大喜利が好きな人にはうってつけのゲームだと思う。
いかに上手く組み合わせるか、というよりも、どれだけ「親」がグッとくるプロポーズを作るかというところで勝敗が分かれるので、単純に笑わせたら勝ち、とはならないのもこのゲームの良いところ。
拡張パックを使えばさらに単語の数を増やすことができ、かなり病んだ感じのプロポーズを作れたり、愛情度合いの高いプロポーズが作れるようになります。誰でも簡単にプレイできるし、ゲームの準備にも、プレイする時間もさほどかからない。笑えて楽しい、などなど。言葉が好きな人に特におすすめなゲームです。
パンデミック:クトゥルフの呼び声
元々は『パンデミック』という多人数協力型のゲームがあり、こちらはそのゲームシステムを使って、H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話の世界観と組み合わせた派生版。でも本家と肩を並べるほど面白いぞ。ゲームの内容をざっくり説明をすると「それぞれのプレイヤーが探索者となり、能力やカードを使って協力しながら旧支配者(オールド・ワン)の復活を阻止しよう」というもの。ちなみに私はこのボードゲームも好きなので自分用のを持ってます。
協力型のゲームであることから、みんなで相談しつつ最善の行動を探り、いかに効率よくボードゲーム上で立ち回るかがカギとなるゲームです。ワイワイ話し合いながら進めていくのが楽しい半面、プレイヤー側に与えられた能力の弱さに対して、敵は中々に強く、さらに敗北条件も多いので、ダメなときは「死にゲーか?」と思うほど簡単に全滅します。ちょっとのミスが命取りになる場面もたくさんありますが、その分みんなで真剣に遊べば超楽しい。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115148611/picture_pc_b03205c5ff9bfc86fcd772b5e7419ae4.jpg?width=800)
次々と状況が変化していくので、プレイヤー同士で「次にこう動くから、このマスにいた方がいいと思う」「ここは私がショゴスを倒すね」という様なコミュニケーションをしていくことが大事になります。ゲームが進むにつれて、プレイヤー側にとって不利になるルールが次々と追加されていく仕様なため、いかに早く正確に動き回るか、ということも重要。同時にそのひりひり感がおもしろいところでもあるのです。
ショゴス(敵のクリーチャーみたいな存在)と同じマスに入ると強制的にSAN値(正気度)チェックが入り、ダイスを振ることになりますが、ここで悪い目を出し続けると探索者は正気を失い、さらに不利な状況に。今回のプレイで私は「ハンター」という戦闘のエキスパートである探索者の役割になったのですが、SAN値チェックで2連続最悪な数字を出し、いとも簡単に混乱状態になりました。みんなすまん。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115156807/picture_pc_10f021271e9f13e60598d295fffb09e8.jpg?width=800)
ただ、今回のプレイでは仲間に「探偵」という少ない手札でも「ゲートの封印」をできる探索者がいて、カードの引きも良かったので危ない場面でも上手い立ち回りができました。終盤はかなりギリギリな状況で、あと1ターン遅ければゲームオーバーになるところを何とかクリア。チームワークがものを言いました。難易度は選ぶこともできるのでバランスのいいゲームだと思います。
プレイ時間は1ゲームにつき大体30分~1時間くらい。コマやゲームボード、ショゴスやプレイヤーキャラのフィギュア、ルールが書かれたカードなど、全体のデザインが洗練されており、そこが最も推しポイント。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115148621/picture_pc_060dca6f8c3953c5f6250315e85aec03.jpg?width=800)
というわけで、久々のボードゲームで楽しかった、というお話でした。やる場所と人数さえ揃えば誰でも簡単に始められますし、色んな面白いゲームがあるのでボドゲ良いですよ〜。今回ご紹介したふたつのゲームはどちらもプレイ後に仲が深まる気がします。反面、場合によっては友情にヒビが入るようなボードゲームもあるので、人選や状況を見ながら用法・用量を守って遊びましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?