保つではなく、向上。

ギター、ピアノ、歌、演技...興味の範囲は広がるばかり。

葛飾人。第5弾。
葛飾で過ごす人"葛飾人"に想いを聴き、noteに書き溜めていく。
一人一人の想いが混じり合い、町はできていて、
変わるところ、変わらないところが交差しながら今日も時が紡がれていく。
その日々をnoteに綴っていく。

歌との出逢いは、小学3年生。
みんなで合唱した経験が楽しくて仕方なかった。
それから、5年。自分自身と葛藤しながら、
「日々向上」を意識して、毎日を過ごす。
中学2年生の鶴岡黎春さん。
お兄ちゃん、お姉ちゃんがいる末っ子。
兄、姉が生きている人生を見ながら、自らの人生を一歩一歩、歩んでいる。
今、夢中になっているのは、ギター。
通っている「ひなたアクターズスクール」で、
「ギターやってみない?」とふとした時に声をかけられた。
そこから独学で、お母さんに教えてもらいながら、弾き続ける。
ピアノにも触れながら、練習に夢中に励む日々を送っている。
葛飾のお隣、柏市で合唱ワークショップに参加したのが始まり。
みんなで歌うことが楽しかった。
あと、いろんな大人の人とお話をすることがとにかく楽しかった。
とにかく夢中で歌を歌っていた時、葛飾区内に、
ひなたアクターズスクール」が立ち上がった。
このスクールでは、演劇、ダンス、アクションなど、
表現に関わる様々なことを学ぶ。
正直、不安だった。自分にできるのか。

でも合唱の楽しさがもっと味わえるのかもしれないと、挑戦。
スクールに入ると他のスクール生と比べてしまう自分がいた。
周りとの比較にばかり目がいき、集中ができない。

そんな時、スクールの先生であるひなたなほこさんに呼ばれた。
「うまく見せようとしても楽しくないよ。楽しむことが大事だよ。
『やり切った』と自分で言えるまでやんなよ。」と喝!!
その言葉を受けた黎春さんは、自分の行動を変えた。
当時は小学6年生。心に響く助言を受け、自らを変えた。
内面では人と自分を比べ、
表面的には、やる気を前面に出さない消極的な子。
そんな黎春さんが積極的に人に話しかけ、挨拶を元気にするようになった。
その後も自分の技術で悩む時もあるが、「やりきる」ことを意識している。
ある発表会でギターを初めて披露する時、
毎日3〜4時間の練習を学校に行きながら続けて、見事発表会を終えた。
この一つ一つのやりきる経験が黎春さんの向上する日々につながる。

「その意識を保っているんだね!」という筆者の一言に、黎春さんは、
「いえ、向上です!」と力強く、身振りも加えて発言した!
そう、保つのではなく、向上を続ける黎春さんの未来の可能性は、
これからも広がり続ける。
黎春さんが夢中になれるのは、見守ってくれている家族の存在が大きい。
干渉はせず、「好きなことをやればいいよ!」と言ってくれるけど、
いつも見てくれている、要所要所で声をかけてくれる家族に包まれている。

そして、地域の大人だ。
黎春さんの周りには、愉快で、人生を楽しんでいる大人がたくさんいる。
その方々の姿を見て、黎春さんも自分の将来の可能性を広げながら、
描き続けている。
「地域で生活しながら、交流しながら育つ」
ことの意義深さを黎春さんの生き方を見ていて、実感した。

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ピアノ、ギター、今は楽器の習得に夢中な黎春さん。
また演技でも私たち鑑賞者に感動をください。
自然と溢れ出る涙を流させてくださる黎春さんの表現を
楽しみにしています。

黎春さんがご登場の「心のそなえチャンネル vol.40」配信中!
真っ直ぐな黎春さんの笑顔をどうぞご堪能ください。

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