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社会に出て10年

社会人になって10年近くが過ぎました。25年度の就活も解禁されたり、コメントで当時をふと思い出したので、誰かの参考になればと思います。


出る杭は打たれるのではない、抜かれる

↑好きなライトノベルの受け売りですが、新卒の会社は散々な目にあいました。大学の研究室で専門性を学び、大学院に進むより就職して自立する道を選びましたが、当時は今より売り手市場では無かったため大手企業に就職することができませんでした。

結局、地方の中小企業に内定を貰い就職しましたが、パワハラが日常茶飯事で人事に相談するもセカハラ(相談したら手が出ないだけマシと言われました)され仕事を辞めました。

今思うともう少し段取りや根回しを上手にすれば良かったですが、遅かれ早かれ心身を壊す職場だったので、早めに辞めて正解でした(体や心は資本です。新生活を迎える方や就活・転職される方はこの点だけ覚えて欲しいです)。

体と心は最大の資本です

努力して持ち直す

そこから人材派遣会社に入り、何社か派遣されました。大手の技術や専門的な知識だけでなく、人付き合いやキャリアプランの考え方など仕事の基礎を身に付けることができたので当時の派遣会社には感謝しています。

新卒というカードを失ったので、ガムシャラに努力しました。通勤時間や空き時間で勉強をして理系の資格を複数取りました。次第に派遣先から求められる仕事も難易度が上がり楽しかったですね。今は空き時間をnoteや趣味の勉強に割いていますが、昨年まで取得した資格を教える副業もしていました。

自分の生きやすい場所を探す

ただ収入面で物足りなさを感じ、今は転職して1企業の社員として働いています。仕事なので腹の立つこともありますが、派遣時代と比べて賞与分年収が上がりました。固定給と合わせて収入が入る安心感は大きいです(なお来月から後輩が入る模様…管理職にはなりたくないので胃が痛い)。

梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」(新潮社)の中にこんな一節があります。この言葉で何回も心が軽くなりました。

自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。

梨木香歩さん「西の魔女が死んだ」より

今の職場にずっといるかは分かりません。転職したり趣味で独立したいとも考えています。そのために努力は続けますし、noteで記事を書くのもその一環です。誰もが生きやすい場所に巡り合えますように。

引用したセリフの直後のシロクマはハワイで暮らす必要は無いという例えも好きです

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