相手を「敬う」ということ HSPその5

囲碁のマナー

囲碁で忘れてはいけないのが、相手へのリスペクトです。試合の始めに「お願いします」。試合が終われば「ありがとうございました」と挨拶します。「ヒカルの碁」で桑原本因坊の発言を借りると囲碁は2人で行うものです。囲碁を通じて、勝敗とは別に相手への尊重を学ぶことが出来ます。

年配の方と試合をする事が多いので、上座を空けたり、握る(どちらが先に打つか決める、将棋で言う振り駒)時に白を渡して「握って下さい」と促したりします。

残念なことにごく一部ですが、マナーが悪い人もいます。3月のライオンで舌打ち・貧乏ゆすり・扇子鳴らしをするマナーの悪い蜂谷五段が登場しますが、私が実際に遭遇したケースを紹介します。

私が遭遇した悪いマナー

①碁石ジャラジャラ

碁石は碁笥と呼ばれるケースに入っています。自分のターンが来る度に碁笥から1石ずつ取り出して盤面に置きます。マナーの悪い人は相手ターンに碁笥に手を入れてジャラジャラと碁石をかき回して音を出す人がいます。「早く打てよ」と急かされているみたいで嫌ですね(HSP気質なので急かされるのが苦手です)。

②はがし

ヒカルの碁で伊角さんがヒカルとのプロ試験でやってしまった反則です。 囲碁は一度盤面に置いた石から手が離れた瞬間、相手ターンに移ります。 裏を返せば指が石から完全に離れていなければ打ち直すことは可能です。 私も置こうとした瞬間に別に良い手を思いつくことがあり、その際には「失礼しました」と謝りますが最小限に留めた方が良いです。学生時代の団体戦でこれを1局で10回ほどやってきた対戦相手がいました。打つ場所を決めて初めて碁石を持った方が恰好良いです。

③年齢・性別で価値観を押し付ける

年齢や性別で差別的な発言をする年配の方が、残念ながら極めて少数います。年配だから何を言っても良いという訳ではありません。自分は目上だから正しい。命令を聞けと価値観を押し付けてくる人がいますが、反面教師にしかなりません。どんなに強くてもマナーや言葉遣いの悪い人を敬うことはできません。

日常生活にて

話は変わりますが、私は母の影響でアダルトチルドレンやHSPの傾向があります。「私が目上だから言うことを聞け」と母に言われています。本当に目上ならそんな事は言わないと思うのですが…。親や目上だから何を言っても許される訳ではありません。例え親でも20年以上マナーや言葉遣いが悪い人を敬う必要は無い…そう考えています。

最後は愚痴になってしまいましたが、読んで頂きありがとうございました。


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