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囲碁六段挑戦記 その6(試験の結果)

3局目で2勝1敗として六段合格は決まりましたが、免状の申請に22万円を要します(高くて手が出ません)。

今回紹介する4局めに勝利すれば、当初の目的である半額の11万円で申請できます。

1.Nothing Helps

今回の昇段大会はコロナ対策として開催時間が短く、対局間のインターバルがありませんでした(通常なら15分程度はあります)

3局目が終わるとすぐに最終局の席に案内されましたが、係員に許可を取り席を外しました。

泣いても笑っても、あと1局

自販機でブラックコーヒーを買いベンチに腰を下ろしました。

最後の4局目に勝てば、3勝1敗で六段の免状を取得できる大一番です。

欲が深いもので、朝は1勝出来れば良いと思っていましたが、1つ勝てば合格したいと2勝を願い、今は免状の申請を安くしたいと3勝目を望んでいる自分がいました。

それでも囲碁を始めて20年経ち、遠回りもしましたが六段の免状申請まであと1歩まで来たことに、自分でも驚きました。

勉強して、勉強して、積み上げて、積み上げて、

何回も絶望して、自分に失望して…

プロにも院生にもなれませんでしたが、私は囲碁を辞めませんでした。

助けは無く 生きるために選び続けて

誰かのためではなく 自分自身のために

生きていることを実感するために ただ勝利のために

コーヒーを飲みながら、one ok rockさんのNothing helpsを聞きました。

完全感覚dreamerも好きですが、個人的には本曲が一番好きです。

2.最終局(4局目)

序盤から大乱戦に突入し、長い間劣勢に立たされました。

受けに回らざる負えない苦しい時間が続きましたが…

4局目2

黒:相手の方  白:過祭

赤く囲った相手の石を取ることができたので、中盤以降は有利に対局を進め勝利を収めることができました。

結果:囲碁六段認定大会を3勝1敗で終え目標を達成することが出来ました!!

3.まとめ

高段者の方が掲載した棋譜を見れば、これで…六段?と思われる方もいらっしゃると思いますが、今回の認定大会は運に助けられた要素が大きかったです。(4局目の右下は正しく打たれていたら負けていました)

六段に合格した事も嬉しいですが、20年続けて少しだけ囲碁を理解できた気がする…のが最大の収穫だと思います。

後日談みたいな記事を後日投稿しようと考えていますが、最後まで読んで頂いた読者の皆様、ありがとうございました。



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