地域のために陰で地道に活動している人がいる。「花いっぱい運動」に参加してきました!
今日は、加西市老人連合会(以下、市老連)の皆さんが、花いっぱい運動の一環である、苗のポットあげを行われるということで、参加させていただきました。
この花いっぱい運動は、10年以上前から活動されています。
大きな団体としては、加西市都市計画課に事務局を置く「加西市花と緑の協会」があり、その活動は20年も前からされているそう。
「加西市花と緑の協会」は、良好な環境を創造するための花いっぱい運動と緑化推進により環境保全と美化を図り、豊かで潤いのある明るい郷土を作ることを目的に活動されているそうです。
〔播磨農業高校に置かれた看板。年期が入っているところからも、長く活動されていることが窺えます。〕
◆
今日はその活動の一環である、苗のポットあげを播磨農業高校で行われました。
今日は、市老連に所属する人が、各地区から2名ずつ参加。
昨日の3月24日と今日の25日で、136地区から約300人の方がボランティアで参加されるというから、どれだけ人手のいる大変な作業かを思い知らされます。
〔参加者のみなさん。元気がみなぎっておられます。〕
今日ポットにあげた苗は、約1ヶ月間、播磨農業高校の生徒さんが授業の一環で育ててくださり、来月の4月21日頃に、また各地区の市老連の方がポットを取りに行き、次は各地区の花壇などに植えます。
そうすることで、加西市全域が花でいっぱいになるという活動なのです。
〔今日のポットあげから、加西で花がいっぱいになる日までの図。〕
◆
今日ポットにあげたのは、マリーゴールドの苗。
種から5センチぐらい芽がでた苗を、黒いポットにひとつひとつ入れていきます。
〔小さな小さな苗。〕
私は、こんなに小さくてか弱い苗を扱った経験があまりまく、丁寧に丁寧に土をかけていたら、横から地域のおじいちゃんに「そんなチンタラしとったら、日が暮れるぞ!」とカツをいれられてしまいました。
〔隣に座ったおじいちゃん。以前この人が作ったこんにゃくで死にかけました。〕
カツを入れられるのも、それはそのはず。今日は5000ポットほど作らなくてはならないのです。
ひとりで作業するなら、ゾッとしてしまう数ですが、今日はたくさんのボランティアの方のおかげで、なんとか終了しました。
〔皆さん慣れた手つきで黙々と作業されます。〕
そして完成した苗がこちら!
〔大量の苗!〕
今日からこの苗は、14℃ぐらいに保たれたビニールハウスの中で生徒さんにお世話をしてもらい、1ヶ月後には10センチほどになっているそう。
大きくなるのが楽しみですね!
◆
今回、この活動に参加させていただき、市老連の会長の方と話をしていると、こんなことをおっしゃっていました。
「こういった昔から地道に活動している人に光を当てるべきだと思う。目立った活動はもちろんすごいかもしれないけれど、加西を花でいっぱいにするために、ずっと昔から継続して地域を守る取り組みをしている。それは地味かもしれないけれど、とてもすごいことだと思う。」
そして私に、「こういった目立たないけれど、ずっと継続して地域に根ざした取り組みの発信をどんどんしていってほしい」という言葉をかけてくださいました。
また、「まちづくりには守りと攻めが必要。老人会が私たちのできる地域を守る活動をして、お金を作って若い人に攻めの活動をしてほしい」ともおっしゃっていました。
それはきっと、後ろを守るから、前を攻めてくれ!と言った意味なのではと思い、私はなんだか心強い気持ちになりました。
◆
そんな「加西市花と緑の協会」の次の活動は、5月にフラワーセンターでビンカやニチニチソウのポットあげを行います。
今回は市老連の皆さんが行いましたが、次回は一般のボランティアの参加も募集しています!
気になった方は、こちらをご覧ください!
また、ボランティアはできないけれど、まちを花でいっぱいにする活動に協力したいという方は、募金という形で参加することもできます。
まちを花でいっぱいにする活動に、そして、地域を守り続ける市老連の皆さんに興味を持って、あなたのできる形で協力してみてはいかがですか?
加西市花と緑の協会:http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/11osir/osir1504/osir150414a.htm
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?