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#116太陽が天秤座/3分割傾向と神話

2021年9月23日 朝4時21分 秋分
そこから太陽は天秤座にうつります。
天秤座の皆さまお誕生月おめでとうございます。

この回は、その月の星座特集第4回目
天秤座さんについてのお話です。

天秤座の傾向と紹介

天秤座は黄道12星座の7番目
ホロスコープの正位置で示す7室
7室は結婚はパートナーシップを表す部屋です。
それをつかさどる天秤座さんのご紹介です。

守護星は金星
数字は6
方角は西
エレメントは風

金星は、言わずと知れた美の星ですから
その辺はエレガント、美式も高く。
風の要素も加わって、クールなセンスの良さがありそうです。

また、天秤というだけあって
一般的にはバランスが取れた性質。
自分と相手とのバランスもり
おしゃれだったり、人付き合いもよくて
何より平和主義者とも言われます。

でも案外と負けず嫌いな方も多いような気がします。
あからさまに「まけないぞ!」という感じではないのですが
ここぞという時、やる時は徹底的動く、というような
強さもあると思います。

特に、公平さや正義が脅かされていると感じると
戦いも辞さない頑とした態度をとることもあるようです。

けれど相手の立場に立つことができる人なので
無駄な感情過多や移入はありませんが、
客観的に状態を把握してあげるような
さらりとスマートに寄り添ってあげているイメージがします。

天秤座さんが気持ちを向けておきたい事


人を喜ばせることも好きといわれる天秤座さんですが
あまり我慢しないように、
お人よしさがすぎたりするとかえって
相手の粗雑さを助長してしまう心配がでてきたり
自身が優柔不断になるので注意したい側面もあります。

特に、「自分の気持ち」なのか「相手の気持ちなのか」
が解らなくと困るので、いつもはっきりさせておく意識をもちましょう。

更に「こうした方がいい」ではなくて、
「本当の自分の気持ちや望むこと」を
しっかり確認しておくとよいようです。
勿論これは、天秤座さんだけでなく、
誰しもに言えることではありますが。

でも、今回もいますが
星読みはその人の誕生時の天空の星
少なくとも通常10個以上の場所と組み合わせをみるものです。
何座と言う占いは太陽の場所だけを話すことになりますから
本当はこれだけではそれほどのことはわかりません。
そのレベルでのご参考まで。

3分割の傾向は音声で

星座を3分割したそれぞれの傾向はこちらで
お話しています。

天秤座の神話:正義の女神アストレーア


つづいて神話です。
まず、星座としては、
乙女座と蠍座に挟まれている天秤座ですが、
実際の天空の天秤座は、昔は蠍座のハサミ
みなされていたこともあるそうです。

と申しましてもとても昔、
紀元前一世紀には天秤座とされています。

このように隣り合わせの星座と一体化して見られていたので
神話物語も乙女座から続きます。
といいますか、乙女座と同じ物語です。

乙女座の神話をご紹介した時に、
四季ができた話をしました。
それまでは、そもそも四季もない
黄金の時代というのがあったそうです。

神様も下界で人と混じって生活していて、
いつでも過ごしやすく、食べ物もいつも実っていた
といわれています。

でも、前回の乙女座のときのお話
デメテルとペルセポネの出来事があり
冬がくるようになってしまいました。

それによりここから「銀の時代」と呼ばれるようになったそうです。

そして、そうなると、
冬がくるから蓄えなくてはいけない時代になりました。
食べ物が取れない季節のためです。

そうすると人々は、家を建てて畑を耕し、
貯めるとか、所有するということをはじめたそうです。
これにより、貧富の差ができたり
争ったりするようになったそうです。

なんだか、胸も耳もが痛い話です。
それはどんどんエスカレートして、
ついに神々は人間に愛想をつかして天に帰ったそうです。

…といっても、そもそも四季を作った原因は
前回の神話の通り、神だったじゃないか!と
突っ込みたいんですが、
この辺が、神話のいい加減だったり面白い所です。

でも、神々が去っても、望みを捨てずに
地上に残り、正義を説いていた女神がいたそうです。
それが正義の女神アストレーア、
アストライアとも呼ばれています

アストレーアが望みを捨てなかったのは、
あさましくなった人々でしたが、
それでもこの段階では人を殺すということが
起きていなかったからだそうです。

それ以外の争いはいろいろあったので、
アストレーアは、手にしている天秤を使い
それらをさばき、人を諭していたそうです。

でもついにシルバーの時代が終わり、
ブロンズ・銅の時代になってしまいました。

というのも、親子や国同士までもが
殺し合うようになってしまったのだそうです。

そこまできて、とうとう地上を見限った
アトレーアは天秤をもって天に帰って
実は乙女座になったとされています。

前回は、
乙女座の星スピカに関する神話だったのですが
実は乙女座自体は、
このアストレーアがかたどられていて
翼をもつ女神らしいです。

そしてこの
アストレイアが持っていた天秤が天秤座になった
という説があります。

でも物語としては
乙女座の物語ではデーメーデール
天秤座物語ではアスレーア、
ということで聞くことが多いように思います。
諸説ありますが。

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ちなみにこのアストライアは
今回は、ギリシャ神話のお話をしましたが
ローマ神話ではユ(ジュ)スティティア、
これはラテン語らしいですが
英語名はずばりジャスティス です。

司法マークに天秤が絵かれていたり
タロットカード「正義」Justiceのカードには
天秤を持った女神が描かれて、天秤座と対応しています。

ちなみに、上の写真はわたしのコレクション。
ダリが描いたタロットカードのJusticeです。
(別の時に写真として使ったものですが…)

今日は天秤座についてでした。

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