見出し画像

太陽が山羊座へ:神話と3分割傾向のご案内/お誕生日おめでとうございます

さて2021年は、12月22日0:59から
太陽は山羊座へ入ります。
そしてこれは冬至と同じです。

山羊座生まれのみなさん
お誕生月おめでとうございます。

ということで恒例の生まれ月特集、今月は山羊座さんのお話です。
他の星座の皆さんもよろしかったらおつきあいください。

さて、この山羊座さん
実は私の経験上ですが
よく雑誌や本に書いてある山羊座生まれのあなた、という性格などに
特に異論を唱える星座のように感じます。

例えば山羊座は「老練で実直、勤勉、堅物、
派手さはなく慎重だけれど野心的、保守的、かたい」等と
書かれたりしがちです。
しかし、実際はちょっと違うので、それもそうかとも思います。

これは山羊座の神話を考えてみると、わかりやすいかと思いますので、
今回もまずは神話からお話させていただきたいともいます。

山羊座の神話の主役は牧神パーンです。
山や野原、そして牧羊をつかさどる神
元々は半人半獣、普通のヤギではありません。
でも、空に上がった星座では下半身が魚になっています。

なぜそうなったのか、
これは他の星座の物語とちがって
ユーモラスな神話でもあります。

これもいつものように諸説ありますが
「牧神パーン」はヘルメスの息子と言われています。

ヘルメスは、旅人や商人の守護神であったり、
音楽や語り、知恵などの神でもあり、
神々の伝令、特にゼウスの遣いでもありました。
水星の守護神でもあります。
いつか乙女座の流れからお話した
赤ちゃんの時にアポロンの牛を盗むという智慧をもった彼ですね。

赤ちゃんヘルメスとアポロン神話は👇こちら

この父のフットワークの軽さや俊敏さ、明るさをからか、
パーンも、実はとても陽気で、熱狂もしますし、
それと決めたら即行動。
葦で作られた笛を吹いては、野山を駆け巡り、
情熱的な恋多き神でもありました。

しかしその姿は、下半身はヤギ、上半身は毛深い人間ですが、
頭にはヤギの角と耳という姿です。
ここにも野性的な情熱や本能が豊であることが示されていますが
山羊座さんにもこの一面はあるようです。

さて、実際の山羊座さんはともかくとして、
パーンのお話の方は、彼はなかなか押しが強いからか
追いかけては逃げられるといった話もたくさんあります。
でも、愛用の葦の笛ふいて、
音楽を奏でますから堅物というわけでもないですね。
まあこの笛にも神話があるんですけど、
これはまたいつかにしたいと思います。

そして、このパーンは実は
「熱情や狂気」をはらみ、
「神々や人々にパニックを与える」
とも言われています。

パーンがもたらす恐怖が、
パニック(Panic)の語源でもあるそうです。

それだけ影響力もあるということかもしれません。
もしプラスにつかえば、山羊座が
政治家や経営者社会的リーダーに向くと言われるのも
こういう扇情的なところかのかもしれません。

そんなパーン、ある日、ナイル川の岸べで宴会をしていました。
歌や踊りで周囲を盛り上げ、自分も楽しんでいる所から始まります。

そこに、怪物テュフォンが乱入します。
実はこの時、アフロディーテと、その息子エロースも同席していましたが、
彼らは、川に飛び込み魚に姿を変えて逃げました。
(これが魚座につながりますが、これについてはまたの機会に。)

さて、パーンですが、彼も皆にならって川に飛び込みました。
しかし慌てたので、上半身はヤギ、下半身は魚の姿になってしまいました。

その姿があまりにおかしかったからと、ゼウスが天に残したものとか
また、別の説では、
「いつも皆にパニックをもたらすパーンがパニックになった」から
神々が喜び星座にしたともいわれています。

守護星は土星 本来は冷静な星です
エレメントは地、大地のちですね。安定感があります。
でも、こんな一面があるんです。

特徴としてはいかに物事を生かすか、使うか、
有効利用するかとかアイディアや、
一つのものをみて違う活用法を編み出すような
発想力にも恵まれています。

努力家と言われることも多いですが
熱中しているとあれこれ同時並行にことを学んだり、
熱狂とともに集中しているからそうみられるのかもしれません。
案外当人は努力はしていないと思っている場合も多いようです。

野心家と言われることもありますが
自分にしかできないことをしたい
自分ならではのもののポジションや仕事を創り出したい
という姿勢
がこれに当たるのかもしれません。

恋愛などにも奥手という方もいらっしゃいますが
実際は内側に熱いものを持っているから
社会の中の自分を意識するから
それを表にだして後戻りできなくなると怖いからと
控えめにしているというパターンもいらっしゃいます。
非常に恋多き人も結構いらっしゃいます。

注意したいのはちょっと皮肉や批評が上手なところ。
的確に痛い所をついてくるので
思う以上に相手にダメージをあたえがちなので
山羊座さんは少し気を配ってあげるとよいのかもしれません。

といっても、
またいつものように
これらはあくまでも太陽が山羊座にあるというだけのこと。
星読みはその人の出生時の星、
少なくても10個以上を全部みて話ますから
これだけではあてにはなりません。

でも太陽だけでちょっとでも近づくために、
今回も3分割した傾向を付け加えておきます。

こちらは音声でご確認ください。

ということで今日は山羊座さんのお話でした。

また一年、どうぞ明るい光の中で、
日々積み重ねて、ご自身の描く場所に進めますように
心から願っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?